聖書索引をネットで!2008年05月15日 22時20分02秒

若い人たちを指導していて残念に思うのは、西洋音楽の古い方をやっている人でさえ、キリスト教に対する知識が乏しいことです。聖書を読んだことがない人も、たくさん。でもそれでは、バッハの歌詞はもちろん、聖書を踏まえた歌曲の歌詞(←多いですよ)の理解はお手上げです。

理解を深めるためには、手元の語学辞書を引くだけでなく、聖書本文に対する索引(コンコルダンス)を駆使して、ある言葉が、聖書でどう使われているかを調べなくてはなりません。ひとたびこれができるようになると、宗教的な文章に対して目が開かれること請け合いです。

今は、ネットの時代。専門書を求めなくても、手軽に索引検索を使えるようになりました。お薦めは、”eBible Japan”というサイト(http://ebible.echurch-jp.com/)です。

ここでは、口語訳、新共同訳、新改訳の3種類の本文に対して、検索が使えます。それ以上に圧巻なのは、「多国語Bible検索」。ルター訳は1545年版(←バッハが使ったもの)と現在の両方を引けますし、ヴルガータ訳のラテン語も引けます。英訳は、欽定訳を含め11種類も使え、ヘブライ語、ギリシャ語も大丈夫です。ありがたく活用されることをお薦めします。