ピアノ部門、2年目終了!2009年11月26日 11時27分32秒

11月24日の火曜日、私の主宰する国立音楽大学音楽研究所バッハ演奏研究プロジェクト、ピアノ部門の発表コンサートがありました。ご来場くださった方々、ご出演の方々、ご協力をいただいた方々、ありがとうございました。

受講生の発表と指導教員の演奏をドッキングするのが、去年からのポリシー。前半には、今年勉強してきた《パルティータ》第2番と第6番が、選抜された各3人の受講生によって演奏されました。皆さん、オーディションの時より格段に勉強が進んでおり、やはりステージがあることは大事だと実感。安曽麻里江さん→安曽絢香さん→五味ひとみさんのリレーで演奏された第6番の出来映えはすばらしいものでした。勉強を通じて演奏がどんどん変わられたという話で、1年間続けてきた意味を感じることができました。

後半は、加藤一郎、渡邊順生両先生の2台チェンバロによる《フーガの技法》2曲をはさんで、近藤伸子先生の《イギリス組曲第5番》と、渡邊順生先生による《パルティータ第4番》の、ピアノとチェンバロによる競演。おかげさまで、ぜいたくなコンサートにさせていただきました。

ピアノ部門はこれで終了ですが、12月1日に補遺で、加藤一郎先生によるテンポ論の講義があります。どなたでも聞いていただけます。8日は声楽部門の発表です。カンタータ第64番、モテット《イエスよ、私の喜び》、カンタータ第140番を大塚直哉さんの指揮で演奏します。声楽陣の充実はかなりだと思うので、ぜひお出かけください。

コメント

_ 浦和のバッハ好き ― 2009年11月26日 20時39分31秒

 発表コンサートの成功、おめでとうございます。

 私はプロジェクトを全て聴講させて頂きましたので、学生さんの進境の過程が手に取るように分かりました。夏休み明けの上達、オーディションへの仕上げ、そして当日の緊張感あふれる快演と、大変感心させられました。素晴らしい若さです。

 後半の「フーガの技法」では、昔のミュンヒンガー盤を想い出しながら聴いておりました。

 プロジジェクトには私のような外部の者を受け入れて下さり心から感謝致します。座学では絶対に得られない経験ですので、来年もお願いしたいと存じます。

_ I教授 ― 2009年11月27日 00時59分40秒

うれしいコメント、ありがとうございます。来年もぜひお待ちしています。いま、《ゴルトベルク変奏曲》をテーマにできないかどうか、検討しているところです。

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