続・4月のイベント2010年04月12日 22時47分33秒

須坂の講座は、音楽の基礎を学ぼうという趣旨ですから、素材を幅広く使います。ギュンター・ヴァントの《未完成》を出せたのも、そのため(なんというすばらしさ!)。終了後次々と質問の手が上がったのも、嬉しいことでした。

いつも思いますが、素朴な質問がいちばんいい質問です。こんなこと訊いたら恥ずかしい、と思うような質問が、じつは根本的な問題をはらむ、答えのむずかしい質問なのです。その意味で、素朴な質問が続出した昨日の講座は、話し手として、満足のいくものでした。

今月のお知らせ、続き。17日(土)にはいずみホールで、20周年記念シリーズのひとつ、ロッシーニ《ランスへの旅》の再演があります。詳細は、いずみホールのHP(http://www.izumihall.co.jp/)でどうぞ。24日(土)には、朝日カルチャー横浜校の新シリーズが始まります。「バロック音楽の名曲を聴く(補遺)~バッハ特集」が今回のテーマで、4月はその第1回「平均律クラヴィーア曲集~鍵盤による多彩な世界」をお送りします。13:00からです。

その夜は、東京バロック・スコラーズの主催による講演会。「ワイマールのバッハ」と題して、ワイマール時代のカンタータについてお話しします。国立オリンピック記念青少年センターで、18:30からです。詳細は会のHP(http://misawa-de-bach.com/)でどうぞ。翌日は「たのくら」、10:00からです。今月は、土日に全部仕事が入っている。休めません。