最初の「最後の授業」2011年07月15日 23時56分07秒

今、前期の授業の最終週に入っています。これまでは「今年度の終わり」に過ぎないことでしたが、今年は、「この授業の終わり」を意味します。そのために準備した素材や資料や、そういうものが、今後は不要になるわけです。そんなわけで、今日はほっとする感じと、少し寂しい感じと、両方が混じった1日でした。

「ドイツ歌曲作品研究」の授業を、いったい何年間やったのでしょうか。15年ぐらいですかね。詩の解釈、音楽の考察、演奏とレッスンを兼ね合わせたようなこの授業は、私の最後期における実践との結びつきを象徴するような意味をもっていました。今年は、受講者がみな演奏に参加してくれたことがなにより。毎回1~2曲の研究に絞っていますが、最終回はコンサート・ライクにやろうということで、大勢の出演者がたくさんの曲を演奏しました。多くの人が手を上げてくれ、私の感想を待ち受けてくれるのは嬉しいことです。いい演奏が、いくつも含まれていました。

昼休みは火曜日の授業で演奏する人を指導し、午後は上級の個人指導。結局ドクター論文を見送る人も増え、寂しさも感じる今日でした。来週の火曜日で、前期の授業が終わります。

コメント

_ 釈千手と申します ― 2011年07月16日 04時48分28秒

私も大学で指導をさせていただいています。講義が終わるのは寂しいことですね。長い間お疲れさまでした。

_ I教授 ― 2011年07月16日 09時18分22秒

釈さん、お言葉ありがとうございます。これからたくさんの「終わり」が積み重なって、来年3月を迎えます。

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