中間発表会2011年07月20日 23時19分23秒

19日(火)。前期の授業が終わる日です。教室授業としてやっていたのはモンテヴェルディの「作品研究」で、これも最後はコンサートの形にしました。モンテヴェルディをそれほど知らない学生が中心だったと思いますが、触れるにつれ興味を覚えたらしく、やってみたい!ということで、《ポッペアの戴冠》のプロローグ(!)や《オルフェオ》のプロローグ、《聖母マリアの夕べの祈り》のコンチェルトなどが演奏されました。歌ってみることで親しみが増すのが、音楽大学です。最後に阿部雅子さん、内之倉勝哉君の実演コンビが二重唱を披露して、締めてくれました。

18:15から、ご案内したiBACHコレギウムの中間発表会。大型台風来襲のさなかなので客席はガラガラかと思っていましたが、意外や椅子もプログラムも足りなくなるという盛況で、活動が相当浸透しているなあという感慨を抱きました。ありがとうございます。



〈キリエ〉の全曲、〈グローリア〉からいくつかの曲を演奏し、あとはアリア、二重唱をいろいろな演奏者で聴いていただく、というのが今回の趣旨でした。痛感したのは、練習時に頼りなかった人たちが、本番にはみなきちんと仕上げてくる、ということ。その意味で、こうしたささやかなコンサートを企画し、お客様に来ていただくことほど、勉強になることはありません。今回は若手の充実が著しく、先輩たちもうかうかしていられない、という結果になりました。司会をしながら、何人もの若い人達がバッハに挑戦し、懸命に歌い演奏している姿を眺め、半ば夢のような気持ちになりました。残念なことに、スタートからの大切なメンバーだった川辺茜さん、髙橋幸恵さんが、ウィーン留学のためコレギウムを離れることになりました。お疲れさまでした。

〔付記〕ご案内にまたまた誤りがありました。朝日横浜の講座は23日ではなく30日です。それは、23日の13:30から大学で、読売新聞との共催講座があるためです。今月は、「音楽療法」がテーマとなります。


コメント

_ たのもー ― 2011年07月29日 11時51分25秒

タイフーなんぞに負けてたまるか!
 という意気で参加しました。

が、その後
前期最終週なので、いろいろバタバタしている内に、
ブログの更新が進み、だいぶ「遅ればせ話題」に
なってしまいました。

まあ、ひっそり読んで頂くには、かえっていいかも。
とりあえず簡単に感想を記します。
読み流して頂ければと思います。

男性陣はさておき (笑)
女声から。

皆さん、ほめられて伸びるタイプ!
 とお見受けしたので、
遠慮なしに、ほめちゃいますね。 (^ω^)

今回、高橋織子さんに注目しました。
これまで、よかれあしかれ、型ができあがっている、
という印象を抱いておりましたが
今回の歌唱で、新しい一面を見た思いです。
数回聴いただけで、早合点していた不明を恥じます。
発言は慎重にせねばいけませんね。
 (ますます投稿できなくなってしまいそう・・)


大武さんの歌唱は、声も節回しも、素直でとても魅力的でした。
今後の課題は、どう個性を付け加えていくかと思いますが、
果たして、どういう方向に進んで行かれるのか、
今の私には、全く予想がつきません。
これから彼女の歌う機会は、逃さず「追っかけ」しようと思います。
覚悟しなされ (笑)。


種谷さん、素晴らしかったです。
これが修士1年とは!
大変な素材と思います。
順調に伸びていかれるといいですね。

終わってから少しお話しましたが
来年度院オペの《ドン・ジョヴァンニ》で、
どの役をgetされるか、
楽しみにしています。(^ω^)

それと、彼女で感じたのは、
つい先日の読売レクチャー・コンサートから、まだまもないというのに、
あの時より、歌唱がひとまわり大きくなったこと、
先日の舞台が、いい経験になったのでしょうか。
伸び盛りの人は、こんなふうに、日々変わっていくのかということを実感しました。
 (同時に教師の醍醐味は、こういうところにあるのかと
   先生方が、羨ましくなりました)

留学のお二人、
どう変幻(!)されて
帰って来られるか
これも楽しみにしています。


う~む……
長くなったので、
  男声は省略! ゴメンナサイね……(^^;)

例によって、的外れも多いと思います。
適当に読み流し、ご放念くださいませ。

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