気持ちは大阪市民2011年11月09日 12時04分48秒

不肖私、大阪市の「市民表彰」をいただきました。「文化功労」というセクションで、小野功龍先生や桂ざこばさんと一緒です。紹介文を見ますと、「多年にわたり、いずみホール音楽ディレクターとして、芸術性の高い公演を数多く企画し、幅広い層に人気を博すとともに、国立音楽大学教授として若手の指導育成に取り組み、音楽文化の振興と発展に寄与した」とあります。いずみホールの仕事のほとんどはスタッフの流した汗によるもので、私のしたことは何十分の一にも満たず、私がいただいては申し訳ないと強く思ったのですが、ホールの公演が評価されたのはとても嬉しいことですので、その代表と割り切り、頂戴することにしました。

担当の方からいただいた最初のお知らせが、「受けていただけると嬉しいのですが、受けていただけるでしょうか」という、きわめて丁寧なもの。もう少し「上から」で普通だと思いますので、びっくりしました。次のメールは、「申し訳ないのですが旅費が出ないので、代理の方でも結構です」という、これまた丁寧なもの。とんでもない、参ります、とお答えしましたが、本当は市民がお受けになる表彰なわけですよね。これからは大阪市民になったつもりでがんばらなければ、と思っています。

8日(火)は、じつに清々しい好天。有名な平松市長から賞状をいただき、ツーショット写真も撮影しました。柔和な笑顔がすてきな平松市長は芸術に理解のある方で、オーケストラの指揮棒を執ったことも。バランス感覚にも秀でたこういう方に市長を続けていただきたいと思い、心から応援しています、と申し上げました。投票権はないんですけれど(笑)。

地元大阪の賞をいただいたことを、たいへん光栄に思っています。ありがとうございました。

コメント

_ T.K. ― 2011年11月10日 18時46分53秒

I教授、受賞おめでとうございます。

私は8月から兵庫県に本籍を移し‘似非関西人’になりました。先週は、武庫之荘の自宅から神戸まで自転車を走らせましたが、阪神間には関東にない独特の雰囲気があります。

先日、西宮北口の阪急百貨店(旧西宮球場跡地)で、ある高名な作曲家の方を御見かけし、驚きました。

西宮北口にある県立芸術文化センターに行くと、この土地の音楽に対する理解の深さも窺えます。若手の音楽家の方たちの発表の場も、ここで多く提供されてるのかなとも思います。

桜の季節の夙川あたりの風景は、それは々見事なものです。

大阪梅田も見事に様変わりしましたが、阪急電車に乗って、武庫之荘~三宮にも足を運んで下さい。
きっと、この土地も好きになって下さるでしょう。

大阪市からの晴れの受賞を、心から御慶び申し上げます。本当に良かったです。万歳!

_ I教授 ― 2011年11月11日 00時29分58秒

T.K.さんありがとう。じゃ、オリックスの応援ですね。大学を卒業したら、少しゆっくりと関西に親しみたいと思います。

_ T.K. ― 2011年11月11日 02時48分08秒

それが阪神なんですよね。

こちらの人は、阪急沿線が好きで、阪急百貨店で買い物しても、野球は‘別腹’で阪神です。

_ N市のN ― 2011年11月12日 21時19分18秒

礒山先生おめでとうございます。
ざこばさんと並んでいらっしゃる様子を想像すると、思わず顔がほころんでしまいます。(ざこばさんも落語家として大好きです)
いずみホールではいろいろと音楽的体験をさせていただきました。毎回心ときめかせて、夕日の映える淀川の橋を渡ったものです。
隅田川とカーリューリバーの公演や、マタイ、ベートーヴェンのquartetシリーズがとりわけ印象に残っています。これからも様々な企画楽しみにしております。

_ I教授 ― 2011年11月15日 00時29分44秒

N市のNさんに楽しんでいただけるよう、がんばります。企画の要望も、ダメモトでお出しください。

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