「あ」の母音2012年12月23日 07時06分24秒

私の名前は、7シラブルのうち4つが「あ」の母音です。そう思ってみると、日本の地名、人名には、5母音のうち「あ」を使ったものが圧倒的に多い。私が住んだことのある地名でも、上山田、高崎、蓮田は「あ」が中心です。そのことに、妙に心惹かれる昨今でした。

昨日総武線に乗っていて、思わず耳がそばだちました。隣に座ったアメリカ人が「NAKANO」の発音を練習していて、ナにアクセントを付けたり、カにアクセントを付けたりしている。そして、「同じ母音が続く言葉は発音がむずかしい。英語にはそれは少ない。とくにaの母音はほとんどない」と言ったのです。ほう。

ドイツ語もそういえばそんな気がするので、人口10位までの都市名を調べたところ、「ア」を含むのは、ハンブルク、フランクフルト、シュトゥットガルトのみ。ちなみに母音の数は、合計20です。イタリアはずっと「ア」が多くなりますが、日本には少ない「イ」が妙に多いのは、意外。

日本の人名、地名を考えてみると、たとえば次のような漢字を含むものは、「オールA」の可能性をもっています。中、高、田、坂、山、川、片、正、楢、畑、花、浜、原、若、笹、鎌、茅、朝、穴・・・まだまだありますね。明るい響きが好まれるのでしょうか。