余生再考2013年11月14日 08時38分11秒

立川を本拠とする「楽しいクラシックの会」は、今年がたしか26年目。本当によく続いています。私もリラックスして、砕けたお話をいろいろさせていただいている場です。

先日、例会終了後の食事の場で会長さんが、私と付き合っていく上で最重要に心がけていることはかくかくしかじかです、とおっしゃったことに、とてもびっくりしました。それは、「私に絶対に無駄な時間を使わせないこと」だそうです。なるほどそうだったのか、と来し方を振り返り、温かい気持ちが広がりました。

その話をNHKの録音のさいアシスタントにしたところ、私が1分1秒を無駄にしないよう行動していることはありありしている、とのこと。ありありしていることが感じがいいかどうかは別として(多分よくないでしょう)、そうせざるを得ない状況に身を置いてきたことは確かです。最近はその度合いが上がっており、好きなPCゲームも、しばらくやっておりません(←指標になる)。

ただ、あまり余裕がなくなると、毎日が楽しくないことも事実です。それに、目先の仕事で日々が過ぎていってしまう。これでは、『ヨハネ受難曲』の書き下ろしなど夢の又夢のまま、ジエンドです。

先日用談でお会いした方が、『ヨハネ受難曲』やカンタータの仕事をみんな待っている、とおっしゃってくださり、たしかに、一番大事なのはそこだよなあ、と思いました。日々のスケジュールを再検討したいと思いますが、それは、皆様のご理解・ご寛容がなくてはできないことです。よろしくお願いします。