立川でバッハ ― 2014年03月12日 23時51分11秒
遅くなりました。10日(月)、新装成った立川の「たましんRISURUホール」小ホールで開催した「楽しいクラシックの会コンサート」のご報告です。
年1回のコンサート、今年は、昨年12月に須坂で開催したiBACHアンサンブルによるバッハ・コンサートの東京公演という形をとらせていただきました。会場を満員にしてくださった会の皆さん、足を運んでくださったお客様、ありがとうございました。
演奏を引き締めたのは、チェロの名手、山本徹さん。インタビューの応答はユーモラスで愛すべき人柄が窺え、会場が笑いに包まれました。
女性代表は、ソプラノの安田祥子さん。よく透る美声の持ち主。
若い人たちは、1回の本番で変わります。今回成長著しかったのは、テノールの大野彰展さん。初挑戦のエヴァンゲリスト役を試行錯誤の末、本番ではすばらしい出来映えに。「ペトロは外に出て激しく泣いた」のくだりには、まれにみる感動がこもっていました。
その感動を受けてアリアを熱唱する高橋幸恵さん。ヴィオラの小林瑞葉さん、チェンバロの廣澤麻美さんとのスリー・ショット。
バスの小藤洋平さんも、格段にパワーアップしています。オーボエ・ダ・カッチャは尾崎温子さん、チェロは山本さん。この器楽があれば、力が入りますね。器楽は他に須賀麻里江さん、阿部まりこさん(ヴァイオリン)、塩嶋達美さん(トラヴェルソ)が出演されました。
ご覧のような盛況でした。もとを作ってくれたすざかバッハの会の方々に、あらためて感謝いたします。
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