今月のCD ― 2014年03月27日 13時05分04秒
すごく評判になっているアンドレア・バッティストーニ指揮、東フィルによるレスピーギ/ローマ三部作の2013年ライヴ録音(サントリーホール)が、新譜として出てきました(デノン)。
確かにすばらしいですね。地中海の空と海を思わせるカラッとして明るい響きが沸き立っていて、日本の会場で日本のオーケストラが演奏しているとは思えない。こういう若手が出てきたのなら、これからのオーケストラ・コンサートは楽しみになりますね。
レスピーギのローマ三部作というとどうしても影が薄いのは《ローマの祭》ですが、今回はその躍動感が、とくにいいと思いました。叙景に歴史を加えた構想が、なかなか。歴史という点でいえば、《祭》における巡礼の歌や、何より《松》におけるグレゴリオ聖歌の引用に、歴史をしのばせるオーラが欲しかったと思います。それが、単なる旋律に聞こえますので。
モーツァルトのピアノ協奏曲第25番と第20番の、アルゲリッチとアバドによるルツェルン・ライヴ(グラモフォン)もさすがにいいですね。ジャケットの表紙に若い頃の写真が使われていたのにはびっくりしました。
確かにすばらしいですね。地中海の空と海を思わせるカラッとして明るい響きが沸き立っていて、日本の会場で日本のオーケストラが演奏しているとは思えない。こういう若手が出てきたのなら、これからのオーケストラ・コンサートは楽しみになりますね。
レスピーギのローマ三部作というとどうしても影が薄いのは《ローマの祭》ですが、今回はその躍動感が、とくにいいと思いました。叙景に歴史を加えた構想が、なかなか。歴史という点でいえば、《祭》における巡礼の歌や、何より《松》におけるグレゴリオ聖歌の引用に、歴史をしのばせるオーラが欲しかったと思います。それが、単なる旋律に聞こえますので。
モーツァルトのピアノ協奏曲第25番と第20番の、アルゲリッチとアバドによるルツェルン・ライヴ(グラモフォン)もさすがにいいですね。ジャケットの表紙に若い頃の写真が使われていたのにはびっくりしました。
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