名勝負2008年01月27日 23時38分35秒

今日の白鵬VS朝青龍戦、すばらしかったですね。両者の風格といい、にらみ合いといい、四つ相撲の力戦といい、往年の大横綱の一番に劣らない、みごとな勝負でした。今日国技館で観戦した人は、一生記憶に残ることでしょう。

こんな日には、無類の相撲好きだった父親のことを思い出します。もう30年前に亡くなりましたが、相撲を見るときは、テレビの前で力が入り、前のめりになったり、うなり声を出したりしていました。初代若乃花の大ファンで、負けたときは本当に、がっかりしてしまう。あまりそれが純粋なので、私は一生懸命、栃錦を応援していました(笑)。父が生きていたら、今日はどっちを応援しましたかね。ちなみに私は、白鵬を応援しました。

最近読んで面白かったのが、高島俊男さんの『お言葉ですが・・』という本(文春文庫)。週刊文春の連載が終わってしまい、残念だったので、文庫シリーズの1冊目から読み始めました。マスコミで気づいた言葉の誤用・濫用をきっかけに、正しい日本語、美しい日本語について、歴史をさかのぼりながら考えるという本です。その中に「年寄名は歌ことば」という項があり、相撲の年寄名には、よりぬきの美しい日本語が揃っている、という。なるほどそうですね。「高砂親方」その他、放送に名前が出てきたとき、純粋に言葉を考えてみてください。

相撲、上昇機運ですね。悪いツキを使い果たした効用です。評判の悪かった私の「ツキの理論」が立証されました。

(付言)先日の「たのくら」コンサート、写真を公開します。「コンサート」のカテゴリからお入りください。