言葉のズレ2010年04月26日 23時57分27秒

時代とのズレは、言葉にあらわれるようです。たとえば「イマイチ」という言葉は、ある時期に流行して私も自然に使うようになったのですが、ナウいどころか、ダサい言葉になっているでしょう、きっと。でも自分の語彙になっているので、つい使っちゃうんですよね。

今日はっとしたこと。「洋服」という言葉、私はまったく自然に使っていましたが、今はもう、使いませんか?私が「洋服」といい、相手の方が単に「服」と言っていることに気づいて、愕然としました。「洋服」は「着物」との対語で使われていましたから、着物がすたれた今は、「服」で十分だと言われれば、そんな気がします。皆さん、いかがでしょう。

・・・と書いてよく考えたら、「洋服」の対概念は「和服」ですね。「和服」はすでに死語、ということはないでしょうか。そう言えば、「呉服」という言葉もありました。今調べたら、三国の「呉」から日本に伝わったから呉服だそうです。ご存じでしたか。

コメント

_ REIKO ― 2010年04月27日 23時01分35秒

時々着物で外出することがあるので、自分の中では「和服」は死語ではないし、「洋服」との区別も必要ですね。
クラシックのコンサートやオペラは、洋モノの代表ですが、何故か和服がよく合い、不思議なものだと思います。
(実際の会話では、「和服」よりも「着物」と言うことが多いですが)
でも一般的には「服」だけで十分なほど、和服の世界が遠いものになってるのは事実でしょう。

これに関連して、昔「洋裁」「和裁」という言葉がありました。
今はもう滅多に見聞きしませんね。
子供や赤ちゃんの服をシュミで作る人はいますが、「手作り」であって「洋裁」とは言わないようです。

_ I教授 ― 2010年04月28日 02時01分07秒

REIKOさんは「洋服」とおっしゃるということですね。安心しました(笑)。「洋裁」、なつかしいなあ。時代が変わってゆきますね。

_ F. I. ― 2010年04月29日 09時00分08秒

おはようございます。
20代半ばですが,「イマイチ」も「洋服」も普通に使いますねぇ。私が古風なだけだったりして。
ただ,前者はある時代の流行語としてではなく,ごく普通の言葉として使っている点は先生と異なるようです。

_ Clara ― 2010年04月29日 17時40分28秒

こんにちは。今までに話題に出たことば、全て普通に使いますが、日常会話の中で、服装について、一番多い言い方は、私の場合「今日は何を着ていく?」あるいは「着る物は何にする?」という言い方です。この中に、「和服」も「着物」も「洋服」も「服」も含まれるわけです。(私の場合、和服はほとんど縁がないので、実際には洋服のことになりますが)
服の種別よりも、改まった服装かカジュアルか、女性の場合は、スーツかドレスか、あるいはロングにするか、パンツスタイルにするかという、より具体的な、着方の区別を言う方が多いように思います。
私は女子校育ちなので、中学生の時、「被服」という授業があり、その中に和裁、洋裁、手芸、などの項目がありました。

_ I教授 ― 2010年04月29日 23時15分47秒

勉強になります。でも、「服」世代の方が書き込んでいないような・・・(笑)。

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