アツい?2010年07月31日 23時25分27秒

最近気になって仕方がないこと。

「アツい思い」、「アツい言葉」っていいますよね。「アツい男」というのもあるか。皆さん、言ってみていただけますか。

「アツい言葉」を例にしましょう。「つ」から「ば」までを、高低アクセントの高い方で発音された方は、どのぐらいおられるでしょうか。また、「ツ」のみをとりわけ高くされた方、どのぐらいおられるでしょう。

私は、後者です。後者がこそ「熱い言葉」であり、前者は「厚い言葉」であると確信している。ところが最近は、このきわめてよく使われる言葉を、前者のように発音する人がほとんどなのです。ニュースを読むアナウンサーさえ、そう。聞くたびに切歯扼腕なのですが、これは変化なのか、誤用なのか、流行なのか、それとも何らかの根拠があるのか、どうなのでしょうか。

コメント

_ Clara ― 2010年08月01日 01時29分21秒

最近のアナウンサーの人たちのアクセント、私も時々気になるのですが、その例ですと、私も「熱い思い」は、「あツいおもい」です。もう少し細かく言うと、「思い」も平板でなく「も」がやや高くなります。
私と同世代の京都の友人は、多分「アついオもい」と発音すると思います。
年代や地方によって違いますね。若い人たちは地域差でなく、一様に後ろの方が高くなってますが、日本人はアクセントに関して寛容なのでしょうか、あまり気にしませんね。
ソプラノ、アルトのAltoは、私は「アると」ですが、「あルト」と言う人が多いのは、どうも気になります。

_ I教授 ― 2010年08月01日 09時21分20秒

強調表現なので、よけい気になるんですよね。若い人いかがですか。サントリーホールのコンサートで「アツい言葉を語ってくださるんですもの」という台本を書いたら、プリマドンナがまさに「厚い言葉」とおっしゃったのですが・・(笑)。

_ 内藤正彦 ― 2010年08月07日 20時53分41秒

「熱い」と「厚い」の使い分けに関しては、私も先生のおっしゃる通りだと思いますが、「アツい言葉」に関しては、断然、前者のアクセントです。
後者のアクセントでは、「アツい・・・」という、一種の“暑苦しさ”を思わせるニュアンスが伝わらないようにも思えます。その他の「アツい・・・」と共に、「熱い」と「厚い」のアクセントに拘らない独立した言葉と捉えては如何でしょうか。

_ I教授 ― 2010年08月08日 13時02分18秒

内藤さん、ありがとうございます。おっしゃる通りかもしれませんね。先ほどテレビで女性アナウンサーが、「アツイ(厚い)若者」と言いました(笑)。

_ Clara ― 2010年08月09日 22時39分44秒

再び失礼します。皆様のコメントを読んで、私は誤解を招く書き方をしたかと気になりました。
言及させていただいた言葉は、カタカナの部分を高く発音すると言うつもりで書きましたので・・・。

「熱い」「厚い」については、後に続く名刺に寄って、高さが変化することにも気づきました。

「厚い本」→あツイホん
「熱い思い」→あツいおモい

「あつい」に関する限り、私の場合、「あ」→「ア」になることはありません。

_ I教授 ― 2010年08月10日 00時26分59秒

Claraさん、書き間違い気がつきませんでした。アクセントに関するご指摘は私の感じ方とまったく同じなのですが、これって、単に同世代、ということではないでしょうね(笑)。

_ Clara ― 2010年08月10日 02時07分59秒

古代希なる黄昏世代ですが、同世代とは、嬉しいことを言ってくださいます。ほとんど東京で育ったのですが、小・中学校の国語の時間は、音読があり、アクセントに厳しい先生が多かったので、その影響かも知れません。

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