波長の合う文章 ― 2011年07月04日 23時36分23秒
電車の中では小説を読みたいと思うのですが、知らない著者による膨大な文庫を前に、途方にくれることもしばしば。こんなのどうかな、と思って読み始め、波長が合わないままに中断してしまうこともよくある最近で+694す。
しかし久々に、感動する小説に出会いました。笹本稜平『還るべき場所』(文春文庫)。亡くなった児玉清さんの「僕は涙し、号泣した」という推薦文がオビについています。
クライマーのK2周辺峰登攀を軸にして話が進みます。私は岩はまったくやったことがありませんが、山歩き自体はずいぶんしてきたので、ある程度、想像はつく。その極限状況の描写に、青春、人生、恋といったテーマがからんでいくのですが、文章がとても密度高く、私の感覚と「波長が合う」のです。この著者を、少し読んでみようと思います。
しかし久々に、感動する小説に出会いました。笹本稜平『還るべき場所』(文春文庫)。亡くなった児玉清さんの「僕は涙し、号泣した」という推薦文がオビについています。
クライマーのK2周辺峰登攀を軸にして話が進みます。私は岩はまったくやったことがありませんが、山歩き自体はずいぶんしてきたので、ある程度、想像はつく。その極限状況の描写に、青春、人生、恋といったテーマがからんでいくのですが、文章がとても密度高く、私の感覚と「波長が合う」のです。この著者を、少し読んでみようと思います。
コメント
_ し ― 2011年07月14日 10時13分26秒
_ I教授 ― 2011年07月14日 22時58分50秒
しさん、ありがとうございます。よい小説があればどうぞご紹介ください。
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こう暑くなってくると、冬山での危機的状況の描写は背筋が涼しくなってよいですね笑