7月のイベント2011年07月06日 23時19分05秒

ご案内せずにいるうちに、朝日カルチャー新宿とちょうふ市民カレッジの講座が1つずつ終わりました。調布の市民講座(バロック音楽)は、20日(水)に終了します。

朝日カルチャー新宿校では、23日(土)から、《ロ短調ミサ曲》の新講座を始めます。毎週第4土曜、10:00からです。それまでにヴォルフ先生の本の翻訳を仕上げておきたかったのですが、ここしばらくまったく時間がなく、間に合いませんでした。しかし来年3月までかけて、ゆっくり《ロ短調ミサ曲》を解説します。第4土曜は13:00から横浜校のバッハ講座なので、フルスピードで移動しなくてはなりません。それでも1日にまとめてしまおうとするのが、私の昔からの悪癖です。ちなみにその日の横浜は、ケーテン時代のコンチェルトを取り上げます。30日(土)は、新宿校の「こだわり入門」のイレギュラー開催で、ドイツ歌曲の世界にご案内します。

16日(土)は「楽しいクラシックの会」(立川、10:00から)。今月を《魔笛》論としたのは、その日モーツァルト・フェラインで《魔笛》について公演するからです。「《魔笛》の価値観」と題して、台本と音楽に即して考察します。

今月のNHK「古楽の楽しみ」は、モンテヴェルディ特集の第2回です。18日(月)、19日(火)は《聖母マリアの夕べの祈り》で、当欄でご紹介したプルハールの新録音を使います。20日(水)は、聖母マリアのリタニアや〈グローリア〉など、個別的な宗教作品を集めました。21日(木)と22日(金)は、歌劇《オルフェオ》です。演奏はアレッサンドリーニ指揮のコンチェルト・イタリアーノ。ただし22日に紹介する第3幕のオルフェオ・アリア〈力強い霊よ〉は、ヴァルトロ指揮、マッテウッツィ独唱のものを使用します。この録音ではモンテヴェルディの出版譜にある装飾なし、装飾ありの譜面の両方が演奏されていて、モンテヴェルディの演奏に装飾がいかに本質的な重要性をもっているかを、よくわからせてくれるからです。

どうぞよろしく。あ、9月の放送からバッハに復帰します。

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