ヨーロッパ通信2014(7)/一人旅始まる2014年04月16日 15時35分54秒

14日(月)、お昼前にツアーの方々と別れ、皆様(ほんの一部の方?)ご注目の個人旅行へと入りました。「ガイドブックを忘れて、どうやって旅行するの?」とご心配くださるあなた。ベネルクス三国をまとめたガイドブックを忘れたことに気がつく前、私は初めてのベルギーには情報が多いほうがいいと考えて、ベルギー・オンリーのガイドブックを成田で購入していました。しかしよく見ると女性用と謳ってあり、私には関心のない多くの記述の中から、関心のある情報を目を皿のようにして発見しなくてはならない。しかも記述の大半が、ブリュッセルに当てられています。

そんな話をしていたら、お仲間が、もう使いませんからどうぞ、と、「地球の歩き方」をプレゼントしてくれました。これは地方都市のこともじつに詳しく載っており、百人力です。

個人旅行の枠は、5泊。うち2泊は図書館での研究に当てますが、それをどこにするか。今回調べたい資料はヴォルフェンビュッテルではなく、ライプツィヒかフランクフルトの図書館にあります。ライプツィヒまで足を伸ばして、バッハゆかりの地への探訪を少しでも広げるか、ベネルクスから近いフランクフルトにするか。また、アムステルダムから直行して先に図書館へ行くか、後回しにするか。大いに迷いましたが、結局手近なベルギーを見て回り、近いフランクフルトで調べをすることにしました。ライプツィヒには、ゆっくり滞在する機会も別にあるように思ったからです。

とりあえず月曜日は、アントヴェルペンを観光してから、ヘントに泊まることにしました。宿の手配は、booking.comを使えば簡単。私は国内旅行でも国際旅行でも、いつもここで手配しています。ただ絶対の条件は、ネットがつながっていること。これが、個人旅行の生命線です。

なぜそれを強調するかと申しますと、私は、持参した貸しルーターの制限を超過して、接続を切られてしまったからなのです。メールや検索程度という認識で1日1200円のコースを契約したのですが、いざ着いてみるとそれでは足りない。この更新をするわけですし、折悪しく日本からゲラだのチラシだののチェック依頼が入って、結構な通信料に。一度警告が入り、それから控えましたが間に合わず、切られてしまいました。充電もできなくなっています。

ここから、教訓を得ました。ホテルに行ったら、有料であれ無料であれ、かならずWifiを利用すること。携帯用のルーターは、移動中のメールやマップの利用に制限すれば、快適に旅行できます。その場合も、2400円のビジネスコースを契約された方がいいと思います。ただ、切断という対応はややひっかかりますね。次の3つの対応が、技術的に可能になってほしいと思います。1.制限容量を超えると通じなくなる。2.自分で通信量を把握し、コントロールできる。3.たとえ超えても、返却時に精算できる。

え、今日は写真はないの、ですって?じつは、デジカメを紛失してしまったのです。なんとなく忍び寄る、不安の影です(汗)。