ヨーロッパ通信2014(12)/旅行も大詰め2014年04月23日 23時04分33秒

図書館での調査が早く済んだため、金曜日が一日空きました。土曜日のお昼にアムステルダムにいるには、どう行動したら適切かを、いろいろ考えました。

できればハンブルクに泊まり、北ドイツを歩きたかったのですが、朝6時に出るようなスケジュールは危ないと判断。なるべく空港に近づいておこうと、ユトレヒト(オランダ)まで移動することにしました。これはまことに正しい判断であったことが、のちに判明します。高いなと思いつつ駅前のホテルを予約したことも、のちに重要な意味をもちました。そう決めましたので、金曜日は、本屋めぐりをして文献を買い集めることにしました。

旅行も、大詰めです。今回の私の旅行を、皆さんはどう受け止めておられるでしょうか。いただいたコメントを読みますと、2つの異なった見方があります。ひとつは、「CAの《ロ短調ミサ曲》で運を使い果たした教授が無事で済むわけはない。単独旅行になったら、かならず何かが起こる」とおっしゃる、Tさんの見方。もうひとつは、教授はツキの容量が大きく、旅行も無事完遂されるだろう、というKさんの見方です。

私はもちろんKさんの見方を実現するべく行動しているわけですが、私の人生訓を反映しているのは、Tさんの方です。なぜなら、「ツキの総量はどの人にも一定」というのが、雀聖・阿佐田哲也さんから学んだ、私の貴重な人生訓であるからです。

このどちらが正しいかを判定するのは、残る金曜日、ということになります。その金曜日に何があったか、あるいはなかったかは、次の更新でお話しします。