グレゴリオ聖歌集 ― 2009年12月23日 11時17分37秒
方向音痴であることにかけてはわれながらいやになってしまうほど自信のある私ですが、土地勘をどうしてもつかめないのが四谷です。地上に上がると、2つの大きな通りがクロスしている。この4つの方向が、ひんぱんに下車しているにもかかわらず、どうしてもわからないのです。これは、私だけでしょうか。
昨日(22日)、その四谷で少し時間が空きましたので、カトリックの書店を覗くことを思い立ちました。駅の近くのサンパウロが一番大きいのですが、そこはうっかり素通り。少し先にドン・ボスコ社のショップがあります。クリスマス用品で、にぎやか。ここは実用的なものが中心で、ミサ典書や聖務日課書なども買うことができます。
とくに新しいものはなかったのでここは見るだけにし、もう少し先の2階にあるエンデルレ書店に行きました。ごく狭い売り場の奥に旧式のレジがあり、外国人の方が番をしています。ここの特色は外国語の本が充実していることで、ラテン語の聖書も、いくつかの版で並べられています。以前から欲しいなあと思っていたLiber usualisを棚に発見。さっそく購入しました。1952年版の復刻で、伝統的な礼拝で使われるグレゴリオ聖歌のテキストと楽譜が、ぎっしり収められています。高いですけどね(2万円)。
ページをめくると最初に、グローリア・パトリとマニフィカトの旋律が8つの旋法で並べられており、マニフィカトに関心があるだけに、うれしくなりました。タイトルの次には、記譜法や唱法に関する英語の説明が続いています。読書会でもやってみようかしらん。
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