《ロ短調ミサ曲》のDVD ― 2010年02月09日 23時07分58秒
《ロ短調ミサ曲》のDVD。いま、4種類手に入ると思います。
リヒター指揮、ミュンヘン・バッハ(グラモフォン)。ビラ-指揮、聖トーマス教会聖歌隊(TDK)。ブロムシュテット指揮、ゲヴァントハウス管弦楽団、合唱団(ユーロアーツ)。ジョン・ネルソン指揮、ノートルダム・ド・パリ聖歌隊&アンサンブル・オルケストラル・ド・パリ(ヴァージン)の4つです。トランペットやホルンの活躍する曲なので、ピリオド楽器のものが1つもないのがいかにも残念ですが、それはそれとして。
多分市場で人気があるのは、一にリヒター、二にビラ-ではないでしょうか。しかし私のイチオシは、最後のネルソンです。ブロムシュテットも、なかなかいいと思います。
ネルソン盤は、合唱もオーケストラもフランス人ですが、ソリストは、ツィーザク(S)、ディドナート(Ms)、テイラー(CT)、アグニュー(T)、ヘンシェル(B)と一流揃い。合唱もオーケストラも若々しくはつらつとしていて、後半に行くにつれ、強烈にノリが出ています。カトリックの聖歌隊だけに、グレゴリオ聖歌の引用はお手のもの。《ロ短調ミサ曲》はカトリックのための作品だという観念はあるとしても、ラテン的な明るさがこれほど生きる曲だというのは、初めて知りました。お薦めです。
コメント
_ バッハHr. ― 2010年02月10日 01時24分08秒
_ I教授 ― 2010年02月10日 02時12分39秒
ああ、リリングがありましたか。私はLDでもっています。あまりいい演奏とは思いませんが・・・。
_ バッハHr. ― 2010年02月10日 14時17分00秒
たしかに!
ネルソン盤探してみます。
ネルソン盤探してみます。
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私、リリングのDVDを所有しておりますが、これはもう廃盤なのでしょうか?