モーツァルトの幸せ2010年04月06日 11時10分40秒

このところ眠れない、という更新がときどきありますが、今日もそれ。興奮して眠れず、夜中に更新しています。ただし日付は、前夜にしておきます。

昨日は、過日ご案内した「基礎ゼミ」のモーツァルト・コンサート。内輪で良かった良かったと言っても仕方ないかもしれないのですが、プロデュースした人間として、眠れなくなるぐらい、良かったと思っているわけです。なにより、武田忠善さんのソロによる、クラリネット協奏曲。楽器も名人芸も演奏者もすべて消え去り、モーツァルトの音楽のみが純粋に浮かび上がるという演奏で、私が理想とする音楽の形を、眼前に見る思いで感激しました。オーケストラもその思いとひとつになった、忘れがたい演奏でした。

後半の《魔笛》第1幕も、声楽の先生たちの全力投球によって、大きく盛り上がりました。私の解説の工夫は、フィナーレへの導入として、モノスタトスとの対話を設定したこと。青桺素晴さんの芸達者に対抗するため、私もがんばりましたが、助手からは、恥ずかしかった、と言われてしまいました。助手さらに曰く、台本は誰が書いたのか、選曲は誰がやったのか、と。私に決まっているではありませんか。

打ち上げではとても疲労を感じたのですが、二次会で覚醒。まだ眠れません。「幸せ」と言えば、その一語に尽きます。

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