夏田君のこと2010年08月25日 23時24分20秒

軽々しくは書けないことなので触れずにおこうかと思ったのですが、どなたもご存じのことですし、思い切って書かせていただくことにしました。同僚、夏田昌和君のことです。詳細の事情はまったくわからないのですが、容疑を認めているということなので、報道を前提とします。

覚醒剤の使用はけっして許されないことで、何ということをしたのか、という思いは、当然あります。また、多方面におかけしたに違いないご迷惑に関して、同僚として、心からお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。

しかしこれだけは書かせてください。夏田君は圧倒的な才能、力量の持ち主で、その作曲、指揮、ピアノ、指導、文章などを通じて、大学に、学生に、桁違いの貢献をしてきました。私はまもなく定年を迎えますが、彼がいればこの先大学は大丈夫だ、と思っていたほどです。身近に知る人柄も誠実かつ穏やかで、年齢はずっと下ですが、私にとって、心から尊敬できる友人でした。

そのことを忘れたくないのです。迷惑をかけたことがどれほど責任重大でも、こんなけしからんやつがいた、という結果には、絶対したくありません。罪の償いをして、必ず再起して欲しい。そのときには、みんなでそれを応援したい。私がこれだけ言うのはよくよくのことだと、皆さん思っていただけますでしょうか。