スロー・テンポ2012年12月20日 10時34分51秒

連日早起きしている、今週。あともう少しがんばれば、スケジュールを乗り切れます。ここまで来ましたから、多分大丈夫でしょう。今年も、あと10日ですね。

「徹底研究」と題してやっている朝日カルチャー新宿校の《マタイ受難曲》講義、準備していると面白くなり、プレゼンテーションに工夫を凝らしています。材料がどんどん増えてしまうので、19日などは、第14曲から第17曲までしか進みませんでした。聖書場面2つとコラール2曲です。2時間で《マタイ》全体を紹介することもよくあるのに(笑)。

こんなにスロー・テンポでは受講してくださる方もたいへんですが(ハイドンの《告別》のようになってしまうかも)、話す立場からすれば、概観より絶対面白いです。著書は見ないで進めていて、折々、参考書として開く。18年も経っていますから、今でこそ気がつくことがたくさんあります。20年を記念して「改訂新版」を出したい気もしますが、それで1割か2割の改良をするよりは、《ヨハネ受難曲》について1冊書いた方がいいかな、と思ったり。いずれにしろ、こうした機会を大切にして、積み上げていきたいと思います。

昨日、今日と忘年会ですが、オフィシャルな忘年会はこの2つだけ。町も、本当に人出が少ないですね。景気が良くなってほしいものです。

コメント

_ 隠居老人 ― 2012年12月20日 13時51分55秒

先生、ご無沙汰です。
このブログは毎回興味深く拝読させて頂いております。
今までは殆ど読むだけでしたが、今回は昔から思っていたことなので、
ひと言。「マタイ」のご本は、もともと持っていましたし、何かの折に
サイン入りの本を賞品として頂いたこともありますが、
内容が深く、バッハのバイブルの一つとして、大切にしていますが、
その頃から是非ヨハネについても、ご博識を世に問うて頂きたいと
ずっと思っていました。
今回のブログでヨハネについて一冊書いてみようかとの話が
あったので、是非・是非・是非にもお願いしたいと思います。
私は余生も限られてきましたが、生前に読んでみたいと切望しています。
あと、出来ましたらロ短調も、と言いたいところですが。
歴史に残る礒山三部作を切望いたします。

_ I招聘教授 ― 2012年12月21日 10時37分05秒

隠居老人さん、お会いしたいです。《ヨハネ受難曲》については来年研究することは間違いないので、本格的に考えようかと思っています。

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