2012年回顧2012年12月25日 15時26分40秒

クリスマス、いかがお過ごしですか。ちょっと早いですが、今年の回顧をさせてください。

今年は、ずいぶんがんばった実感があります。定年で未知の世界に踏み出しましたが、あちこちに足を伸ばす生活になったのは想定外で、秋から年末にかけての盛り上がりも、予想を超えたことでした。

1つ1つの仕事を前より丁寧にケアする、という原則を立てました。これによって時間は詰まってしまいましたが、諸々のイベントの成功率が高くなり、関係させていただいている団体や会と、結びつきをいっそう深めることのできたのが何よりでした。反省としては、まとまった勉強ができなかったことです。そこで、今年の十大ニュース、いかせてください。

1.定年で国立音大を退職。在職中は多くの方々にお支えいただき、感謝しております。招聘教授、名誉教授の肩書きをいただきました。
2.くにたちiBACHコレギウムの仲間たちと、日本初演後80年記念の《ロ短調ミサ曲》を演奏。生涯の思い出です。
3.日本音楽学会会長として最後の全国大会を迎え、「音楽と宗教」に関するシンポジウムをコーディネート。
4.ライプツィヒ・バッハ祭で、受賞者鈴木雅明さんに寄せる祝辞。
5.いずみホールのウィーン音楽祭 in Osaka、内容・集客とも大成功のうちに閉幕。オルガン・シリーズが好調でバッハのオルガン作品全曲演奏会をスタートさせられたのも、大きな出来事でした。
6.大阪音大から客員教授としてのお招きをいただき、講演会を2回開催。
7.すざかバッハの会10周年。《ロ短調ミサ曲》をテーマにお話しし、最後に記念コンサートを催して涙しました。
8.まつもとバッハの会で11年ぶりに連続講座を再開。ステージから転落の出来事付き。
9.同僚の先生たちと『教養としてのバッハ』を出版(アルテス・パブリッシング)。著作がこれだけにとどまったのは反省。
10.サントリー芸術財団の仕事をお手伝い。とくに心に残ったのは、ウィーン・フィルのメンバーにくっついて被災地を訪問したことです。

と挙げてみましたが、聖心女子大に2年ぶりに出講したこと、「楽しいクラシックの会」がワーグナー・プロジェクトやコンサートで盛り上がっていること、「古楽の楽しみ」の放送がリレー企画などにより順調に進んでいること、など大事なことが入れられませんでした。ニュース性を優先した結果です。関係の方々、申し訳ありません。

何より、体調が良かったことでこのように活動できました。ありがたいことです。

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