男性もまたよし2014年03月03日 22時16分39秒

冷たい雨がそぼ降る日曜日(2日)、「キラリ☆ふじみ」というホールを訪れました。ご存じですか?富士見市市民文化会館というところで、いかにも遠そう。しかし武蔵野線北朝霞→東上線朝霞台と乗り換えると、下車駅、鶴瀬はすぐ近くでした。

ただそこからホールまでが、歩くと遠かった。すっかりお腹が空いたところにちょうどおいしいラーメン屋さんがあり、ラッキーでした。「やまむろラーメン」というお店です。ニラそばを食べました。

この日のコンサートは、「日本の俊英」と題する西巻正史さんの企画で、若い男性アーチスト3人が出演したのです。金子三勇士さん対、山根一仁+北村朋幹さんの競演、という打ち出しです。後のお二人は初めて聴きましたが、山根さんには驚きましたね。

バッハの無伴奏ソナタ第1番を、飄々と、力みなく弾く。自分を見張る目がいつも頭上にあり、それが音楽の全体を、また自分の向かう先を、クールな客観性をもって見晴らしている。この批評眼、この大局観を、18歳にして備えているとは!ラヴェルの《ツィガーヌ》になると、抑制をめぐらせたバッハとは一転して、扇情的な優雅さえほのめく。硬軟両様、融通無碍なのです。

北村朋幹さんのピアノがまた、第一級の硬軟両様。ヴァイオリンとピアノが惜しみなく音楽をやりとりするうちに響きが融合するという、すばらしいデュオになりました(プロコフィエフのニ長調ソナタ)。山根さん、北村さんを知ったのは大収穫。男性ならではの音楽がそこにありました。西巻さんの企画、すごいです。

コメント

_ ルビー ― 2014年03月07日 21時43分27秒

山根一仁さんてやっぱり、I先生も一目置かれるような輝く才能だったのですね!
昨年たまたま、ヴェンゲーロフのコンサートで共演するのを聴いて(バッハの2つのヴァイオリンのための協奏曲だったかな‥)、そのクールさとロマンの入り混じった魅力に感嘆しました。リサイタルも聴いてみたいと思っていました。。。

しっかし私、先生がこれはいい!と太鼓判を押して下さると‥私の耳も間違っていなかった‥案外イケてるのかも‥?と安心する癖がずっとあります(笑)!一生の宝物でしょうか~☆

_ I招聘教授 ― 2014年03月08日 09時03分38秒

「クールさとロマンの入り混じった」というのはまったくその通りですね。すごいです。

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