風邪の予防 ― 2009年02月10日 23時12分36秒
いい仕事をするためには、コンディション作りが大切です。とくに、身体が楽器である声楽の方は、飲むのを好きな方でもお酒を控えるとか、いろいろな努力をされているようです。中でも、風邪は大敵です。
ところが、私の見るところ、声楽の方にかぎって、とても風邪をおひきになる。大きなマスクをつけておられる方が多いのは、あながち予防だけではないようです。
のどを平素鍛えているわけですから、風邪に強くなっても不思議はないのに、どうして風邪をひく方が多いのだろうというが、かねてからの謎でした。そうしたら、昨夜の飲み会で卓抜な見解に接し、感心。その方のお説では、声楽の人は人前で口を開いている時間が長いので、その分ウィルスにさらされるのだ、というのです。なるほど!と思われませんか?
私は、ほとんど風邪をひかない人間です。そういえば口を開けることが少ない。皆さん、風邪の予防には、口を閉じるといいようですよ。
神の御座 ― 2009年02月08日 23時43分34秒
いつも須坂に行くときは好天です。私は基本的に晴れ男ではないか、というのが同行したまさお(メニューまさお)君の見立てですが、それにしても今日の天気はすばらしかった。大宮を出てしばらくしたころ見えてきた浅間山の真っ白に輝く姿。長野から須坂への列車から見える妙高の、ほとんど崇高な山容。北アルプスは1日中見えていて、鹿島槍を中心に連なる後立山の連峰が、暗くなるまで、シルエットで連なっていました。ほとんどが登った山ですから、思い出は、いろいろ。もう山からかなり離れてしまっているので、さあ登りたい、という気持ちまでは出てきませんが、「神の御座Gottesthron」という言葉を使いたくなる、今日の山々でありました。
私の理論では好天はツキを使ったことになりますから、毎度いい上に今日また極端にいいというのは、相当な凶兆です。しかし講座は受講生に恵まれてうまくゆき、家にも無事たどり着きました。感謝の心をもって、厄払いに代えることにします。
自己嫌悪です ― 2009年01月28日 23時59分39秒
もう、ほんとに。今日また、会議を忘れてしまったのです。というか、月曜日とセットで、手帳に書き込むのを忘れていました。もう、職場を歩けないなあ。
まさお君から助言をいただいたので、環境向上につとめます。柴田さんから嬉しい書き込みをいただき、ちょっと気が晴れました。明日(木曜日)は相模大野でバッハのチェンバロ協奏曲です。出演が渡邊順生さんですから、楽しみです。
恐怖の電話 ― 2009年01月27日 10時01分57秒
家の電話の鳴ることが、少なくなりました。出てみると、過半数は売り込み。ショップから入荷のお知らせ、というのもよくあります。いずれにしろ電話が減ったのは、電話嫌いの私としてはありがたいことです。
というような感じで油断していたら、昨日の朝、恐怖の電話が。「×時から始まる△のためにもう全員揃っているが、どうされましたか」という内容です。仰天して駆けつけ、謝罪にこれ務めたことは、言うまでもありません。この話、夕方には職場中に広まっていました。みんな、口が軽いなあ(汗)。
大切なのは、再発の防止です。今回は、「しまった忘れた」ではなく、「意識していなかった」という状況。もちろん予定は告知されていたわけですが、それをスケジュールに書き込まなかったため、意識から外れていたのです。私の長年の課題であるスケジュール管理の問題が、ふたたび浮上した形です。
現在のスケジュール管理は「Google カレンダー」。オンラインで管理し、携帯からも見に行けるようになっています。ところが、携帯から書き込むことができない(ですよね?)。したがって、どこかで決まった予定をパソコンから入力しなくてはならず、ここに落とし穴が存在しているのです。やっぱり、紙の手帳にすべきなんでしょうか。
駅伝 ― 2009年01月05日 23時17分53秒
皆さんのお正月の楽しみは、何ですか。私は断然、テレビで見る駅伝です。駅伝がなかったら、三が日はさぞ寂しいだろうな、と思います。
1日に全日本実業団駅伝、2日と3日に箱根駅伝がありますね。質の高さでは実業団で、今年のデッドヒートはすばらしいものでしたが、迫力と感動においては、なんといっても箱根駅伝です。箱根駅伝で覚えた選手に実業団駅伝で再会するのも、楽しいものです。
箱根がドラマティックなのは、山登りがあるからですよね。あんな天下の険を走って上るなどということは信じられませんが(きっぱり)、無理をする分だけ差が生まれ、大逆転が起こる。「山の神」今井選手よりはるかに速く走る選手が出てこようとは、夢にも思いませんでした。
そんなわけで往路こそ箱根、と思っていたのですが、テレビの視聴率は復路の方が上なのですね。スター選手はだいたい往路に出るようなので、これには驚きました。
駅伝は日本的な競技で、外国人は違和感を感じるそうです。団体精神の極致だからでしょう。全体への責任を必死に背負いながら襷をつなぐ姿、私は大好きです。美しいと思います。
進まない整理 ― 2009年01月03日 23時38分57秒
多くの方々がそうでしょうが、部屋の片付けが、悩みの種です。お正月はもちろん、整理のチャンス。そこで抜本的に片付けようと思い、始めてみました。
本、楽譜、CD/LD/DVDの置き場は、中心が、私の部屋。一部が玄関や寝室にも進出しており、副次的なものは、階下の物置に入れてあります。私の部屋に置かれるものが着々と増え、混乱が刻々と増し、ついに整理に立つ、というサイクルを、ずっと繰り返しているわけです。
整理の絶対的な目的は、自分の部屋に置いてあるものを減らし、効率的な活用を図ることにある。ひんぱんに使うものもありますが、長期間一度も使われていない本や楽譜もたくさんあります。そうしたものは空間を占拠して運用の邪魔をしているわけですから、取り除かなくてはならない。そこを思い切って断行するのが、整理のコツです。
と、頭ではわかるのですが、やってみるとむずかしい。使っていない洋書や研究書を追放せんとして手にとってみると、使われていないのは本が悪いのではなく、私が不勉強で使ってあげていないだけだ、ということがわかるのです。何かの折りに眼を通すべき本がたくさんあり、そうした本は、そばに置いておかなくてはならない。この一点でまず、立ち往生(←好きな言葉)が起こります。
もうひとつ思うのは、読んで面白い本と、取っておくべき本、参照するためにそばに置いておくべき本は違うなあ、ということです。軽い娯楽的な本は、たとえむさぼるように読んでも捨ててしまいます。しかし、通読するほど面白くはなくとも、信頼のおける情報がたくさん入っている本は、手放せない。長い目で見れば、こうした本を書かなくてはいけないのだと思います。
平成20年を送る ― 2008年12月31日 23時35分55秒
あと数十分で、今年も終わります。私にとって、今年はいい年でした。ここ数年でもっとも体調がよく、充実した毎日が送れました。お世話になった皆様、ありがとうございました。
3つぐらいに、今年をまとめようと思います。一番大きなことは、やはり自分の大学の音楽研究所に「バッハ演奏研究プロジェクト」なるものが始まったことでしょう。大学への最後のご奉公という意味もあり、時間も精力も、かなりをこのプロジェクトに注ぎ込みました。とりわけ、くにたちiBACHコレギウムの発足は、人生を変えるほどの出来事でした。これが加わり、大学院の多くの学生の指導、理事会などが加わったため、掛け値なしに「2つの大学を兼務している」と思うほど、仕事が増えました。しかし一連の指導にも、充実を感じております。
二番目は、やはり国立音楽大学で日本音楽学会の全国大会を催したことでしょうか。同僚の先生にたくさん働いていただき、私はラウンド・テーブルの主宰と若干の責任課題を務めただけですが、「会長のお膝元での開催」を無事終えることができて、ほっとしています。これは、支えてくださった学会員のおかげです。
出版は、結局『モーツァルト=翼を得た時間』のみになりました。しかし旧著の文庫化を初めて経験することができ、うれしく思っています。その他、いずみホールを始めいくつかのホールや教室で、企画やプロデュース、講演や講座を、今年もたくさんやらせていただきました。
こうまとめてみると、すごく大きな仕事をした年ではなかったことになります。今年をよき中継ぎとして、来年に控えている諸課題に取り組みたいと思います。
最後に。当家では双子がどちらもIT関連の会社のOLとなり、深夜帰宅の毎日です。犬は初のオス犬、陸が加わって、毎日大暴れ。妻も対応に奮闘しています。皆様、どうぞよいお年を。
まぼろしの名画 ― 2008年12月26日 23時12分06秒
九州大学の美学美術史研究室は、美術史が中心です。土地柄もあり、アジアの美術の研究がとくに進んでいるようです。研究室に入るとたくさんの美術書・美術全集が並べられ、学生さんがディスプレイに、美しいグラフィックを写し出している。私の初めて経験する雰囲気でした。
25日、クリスマスの朝。いつもの時間に研究室に入ってみると、黒板に、聖母子の絵が描いてありました。これはたしか、昨日はなかったもの。幼子を抱くマリア、のぞき込む天使ガブリエル。空には流れ星が走り、Merry Christmas!という飾り文字がある。なんともほのぼのとした、心温まる絵です。
これは、学生さんが小一時間で描き上げたとか。さすがプロの卵だなあ、と絶句して見ほれてしまいました。私が自慢のケータイでその写真を撮ったことは、いうまでもありません。
掲載の許可ももらったので、ここにアップしようとして調べたら、保存されていないじゃありませんか!お手伝いしてくださった学生さんや同室の先生と撮った他のスナップも、全然保存されていません。残念ですが、その絵のことは、ぜひ書いておきたいと思いました。研究室の方、気がついたら送ってくださいね。
富士山 ― 2008年12月15日 17時51分53秒
私の住んでいる国立市には、富士山にちなむ地名がいくつかあります。拙宅のすぐ裏に広がる地域が「富士見台」で、そこにある団地が、「富士見台団地」。もうひとつは、国立駅から斜め前方(南西方面)に進む通りが「富士見通り」。逆に(南東方向へ)進む通りが「朝日通り」です。
今朝、用談のため駅から喫茶店に向かおうと富士見通りの方向を見ると、通りの先に、富士山がくっきりと見えているではありませんか。そういえばこの通りは、富士山に向かって作られたのだそうです。国立に32年間住んでいますが、この光景は、初めて見ました。思いの外大きく、近い富士山でした。
昨夜BSで、富士山の撮影に情熱を傾けておられる会社役員の方のドキュメントを拝見し、いい人生だなあ、と思ったばかり。やはり日本人にとって、富士山の存在は大きいですね。昔東海道を歩む旅人の感慨はどれほどだったろうか、万葉集の時代ならどうだったろうかとか、考えてしまいます。
本数 ― 2008年12月09日 07時57分25秒
私は自宅の近くからバスに乗りますが(「国立高校前」)、いちばんよく使う時間帯は10時前後です。ところがこの10時前後に、バスが少ない。バスを待つために、思わぬ時間を費やしてしまうことがたびたびです。
そこで、何本走っているか調べてみました。矢川駅の方から来る立川バスが、1時間6本。府中ないし聖蹟桜ヶ丘から来る京王バスが、1時間6本。これは9時以降昼間はずっと同じで、併せて5分おきです。
客観的に見ればずいぶん便利な方なのでしょうが、それだけに「すぐ来るのが当たり前」と思っていますから、来ないときの「来ない感」が大きい。バスというのは得てして繋がってきます。2台続けてというのはしょっちゅうで、これだと次が10分来なくなる。まれに3台連続、1度だけ4台連続ということがありました。その場合、理論上、15分、20分来ないことがありうるわけです。もちろん、通勤にその時間は見込んでいません。
国立駅でJRに乗り換え、立川まで行くわけですが、中央線の下りが、その時間、やけに来る。「続々と」と感じるほど走っていて、待たずに済みます。そこで何本走っているか、調べてみました。
驚いたことに、平日の9時台は20本あり、1日で一番多い。3分に1本か。よく来るわけですね。次が8時台で、16本。その次が意外や10時台で、14本。11時台、12時台は6時台、7時台と同じで10本でした。
逆の東京行きを見ると7時台がダントツの25本。次が8時台で17本ですから、東京に向かってゆく電車が9時台、10時台に続々と帰ってくることがわかります。それでなくては、数が合いませんものね。
7時台、8時台の電車で都心に向かわれる方々、ご苦労様です。
最近のコメント