ロ短調学会(8)2008年01月10日 14時05分29秒

シンポジウムの初め頃のこと。後ろから、流暢な英語で的確な質問をする人がいます。どこかで聞いた声だと思って振り返ると、鈴木雅明さん。この方のドイツ語のすばらしさは知っていましたが(私よりずっと速く、ずっと正確に話されます)、英語もたいしたものです。頭も耳もいい、ということですね。。本来鈴木さんとエンシェント・ミュージックでクロージング・コンサートを行うはずだったのが、諸般の事情から地元のアンサンブルと差し替えになった、とのことでした。

鈴木さんの知名度は高く、世界を代表するバッハ演奏家として尊敬を受けています。それもあって、休憩中もいろいろな方と積極的に会話されており、声をかけるタイミングがつかめない(笑)。結果として、私と日本人グループを形成したのは、樋口隆一さん、星野宏美さんでした。お二人とも国際的な業績を挙げておられる方ですが、ベルファストまで足を運ばれる熱意には、頭が下がります。

11月4日、最終日のセッションが「演奏」(アンドルー・パロット他)で開始されました。レスポンスは、鈴木雅明さん。お昼の「公開Q&Aセッション」を経て、午後はまず「受容史」(ウルリヒ・ライジンガー他)。最後にとうとう--15時40分から--私の加わるラウンド・テーブルが開始されました。

(写真は外国での上演記録を集めたパンフレットの第1ページ。日本のチラシが冒頭を飾っています。)

コメント

_ とみた ― 2008年01月11日 07時54分17秒

このパンフレットは、「諸外国で演奏されたロ短調ミサ曲」という展示物の説明書です。やはり日本はFar Eastですので、西洋の視点からはとても興味深く感じられましたので、思い切って巻頭のイラストとして使ってみました(^^;)。日本の演奏のセクションでは、袴姿の演奏者の写真があり、思わずうっとりしてしまいます。

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