たのくらコンサート ― 2008年01月18日 00時34分04秒
2007年度のたのくらコンサート、立川アミューに満員のお客様を集めて、無事終了しました。初期バロック・オンリーの渋いプログラムにもかかわらず、市民の方々が大勢来てくださったのは、会が21年にわたって積み重ねてきた力だと思います。おかげさまで、純正な様式による古楽の美しい響きを楽しみました。
それにしても、大塚直哉さんのファンタジーわき上がるような通奏低音には、感服あるのみです。今回はアレンジもお願いし、おんぶにだっこになってしまいましたが、共演者に温かな配慮を注ぎながら気持ちのいい音楽作りをしていくお人柄には、頭が下がりました。遠からず、日本のバッハと呼ばれる方になることでしょう。最近の古楽の高いレベルを示してくださった共演の方々にも、御礼申し上げます。(鈴木美登里さんが、古いイタリア語だの、ラテン語だのの歌詞をきれいな対訳の形で提供してくださったのには、職業柄驚嘆しました。やはり、こういう能力あっての古楽演奏だ、ということですね。)
打ち上げを中座し、オペラシティで、コンサートをはしご。音楽三昧の1日でした。
〔付記〕写真、アップしました。モンテヴェルディ《オルフェオ》のプロローグ。赤の衣装で華々しく降臨した「音楽」の鈴木美登里さん、チェンバロの大塚直哉さん、ヴァイオリンの荒木優子さん、景山裕子さんです。
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