壮絶な裏話 ― 2009年03月15日 22時48分38秒
本当に忙しい3月。ここ数日は、博士、修士の学生の発表会が続いています。声楽の学生の論文指導をしており、担当の学生が次々とステージに出てくるものですから、人ごとではない、という思いで真剣に耳を傾けています。ご紹介したい演奏もありますが、まだ進行中なので、あらためて。
『交渉術』(文藝春秋)、読了しました。このタイトルだと、箇条書きのハウツー本の一種に見えますよね。さにあらず。以前別著を紹介した佐藤優さんによる、国家間の情報戦裏話です。
すごい、と打ちのめされてしまいます。007のような世界が現実に存在するのを知るだけでも結構なインパクトですが、現場の最先端で裏活動をしていた人がぎりぎりまで実態を明かしてゆくのですから、迫力の度合いが違います。国際政治の現場というのは何と壮絶で、その実話を読むことは何と面白いのでしょうか。著者を尊敬します。
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