理解しにくい話2010年04月09日 23時55分50秒

仕組みを変えようとして、議会と全面対決になっている首長の話が、よくニュースに出ます。名古屋とか、九州のどこかとか。すべてが同じケースだとは思いませんが、私には、理解しにくい話です。1個人が多数の反対と対決して押し切るという図式に、利があるものでしょうか。

個別的には、なるほどもっともだ、ということもあることでしょう。しかし、多くの反対を個人が押し切ろうとする図式の旗印に「民主主義」が挙げられたりすることには、どうしても理解が及びません。大局的に見れば、それは個人の側の権力志向であり、ゆきつくところは独裁だと思います。そこに、例外はあるでしょうか。

そんなことを思うものですから、制度改革に燃えている、という人を見るとまず疑惑を抱いてしまう、という反応を脱出できません。たとえばそういう首長がいるとして、その人は必ず、権限の強化を求めてきます。「地方分権」の主張にも、そうした側面があります。筋道で言われていることを個人の願望に置き換えて考えてみることも、有益ではないでしょうか。まあそう考えることも、私の非政治性のあらわれだと思いますが・・・。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック