脱「疫病神」宣言2012年10月16日 23時56分40秒

毎週火曜日、聖心女子大の授業は、3時に終わります。たいていは授業前に昼食を摂るのですが、終わってからになることも、ときどき。それもまた、いいものです。なぜならば、解放感があってゆっくり食べられるし、混んでいるお店もさすざに空いたタイミングになっているからです。

今日は、渋谷の「ヒカリエ」に行ってみました。不景気だというのに、すごいエリアができるものですね。レストラン街も、今風の趣向を取り入れて充実しています。前回はお昼の時間だったのでどのお店も行列でしたが、今日はアジアン・テイストのお店で、ゆっくり食べることができました。しかし、こういうエリアが人を集めるということは、集まらなくなっているところがある、ということですよね。私が訪れないのにつぶれてしまうお店があるのでは、お気の毒です。

何の問題意識もなく読んでいる、あなた。私は、謙遜したのですよ。私が行くお店はつぶれる、とまことしやかに語られていますが、それは過去に「運が悪かっただけ」(←田中某の発言)です。山中教授がノーベル賞を受ける時代にそんな不合理なことがあるはずはありません。そこで、不肖私、脱「疫病神宣言」をすることにしました。私が通えば通うほど、少なくともその分だけお店は豊かになる、というのが、理に適った考え方です。

その例が、「ラ・ゴローザ」。渋谷に行きつけのお店があることはとても便利であることがわかり、繰り返し訪れています。2回ご一緒した人はひとりもなく、身近な方もほとんどまだご一緒していませんので、これからも回数は増えるはずです。落ち着いた空間で、ママさんの配慮が行き届いている。個性的なお料理がじつに洗練されている。おいしいワインが揃っている。何より、話がしやすい・・・等々の理由で同行した方は皆さん喜ばれ、先日は長老の皆川達夫先生に、お墨付きをいただきました。

お店の方も、大歓待してくださいます。こんな私が、疫病神であるはずがないではありませんか。ただ、気になることもありました。先日の同行者(←私のジンクスを知っている)が景気はどうですか、とわざとらしく尋ねたのに対し、ママさんが、「夏頃から苦戦しています」とおっしゃったのです。皆さん、応援してあげてください。いいお店ですよ。