巨中戦素人談義2012年10月22日 12時41分32秒

中日の善戦で、クライマックス・シリーズが盛り上がっていますね。でも昨日、第5戦の戦いは、素人目にもまずかったような。阿佐田哲也さん直伝の「ツキの理論」で考えてみたいと思います。

8回裏。4番阿部、5番高橋と左打者の続く巨人のチャンスで中日は左腕の高橋(若手)を投入し、結局2死満塁となって、村田を迎えました。村田は右打者で、しかも高橋に過去5打数4安打。当然右投手に代わると思ったら、権藤コーチは高橋に続投させたのです。私は、とうてい考えられない采配だが、よほど深い考えがあるのだろうか、と思って見ていました。

結局右翼手の美技で事なきを得たのですが、ここで私は、阿佐田さんの教えをありありと思い出したわけです。麻雀で相手がリーチをかけてきた場合、危険牌を切ってそれが通り、「ああ良かった」というのは運が良かったのではない。それは貴重な運を使っているのだ、と。つまり中日は右の力のある投手に手堅く継投すべきで、結果オーライの続投は、貴重なツキを消費したことになる、というのです。

9回表はその高橋からで、代打。なーんだ、それか。9回裏の岩瀬の登板も、理解できませんでしたね。やはり緊迫した大勝負では最善を尽くすべきで、そうして初めて、フォルトゥーナを味方にすることができます。試合後権藤コーチと高木監督がケンカをしたそうですが、命令系統は一本化するのが当然ではないでしょうか。ともあれ、最終戦を楽しみたいと思います。