映画2012年12月03日 23時35分21秒

今日は、昼に歌舞伎鑑賞、夜は映画鑑賞。--いかにも優雅に聞こえますが、実態は、芸術賞審査のための必死の予習です。他分野の候補に対しても、見解を述べなくてはならないからです。

歌舞伎はそうでもないですが、映画館に入るのはまことに久しぶり。20:25というのはずいぶん半端に始まるものだな、と思っていたら、最初の5分は予告編なんですね。そうそう、最初は予告編だったなあ、などと記憶を呼び起こすぐらいなので、数十年単位の久しぶりかもしれません。

お客様は、たったの4人。しかしこの映画がじつにすばらしかったのです。私は感動して、涙止まらず。映画もいいですね!テレビと違って、サシで集中して鑑賞し、音楽もしっかり聴きますから、すぐれた作品だと、見返りが大きいです。

発表は新年なので、その映画が何かを記せないのが残念。音楽の世界でもほんのわずかしか立ち会えないのに他分野までは日頃手が回らないのですが、お仕事でかかわった結果、こうした感動に巡り会うことができました。今日も「ありがたい」一日でした。

コメント

_ N市のN ― 2012年12月04日 22時24分32秒

ワォ!先生と映画のお話しが出来たら嬉しいです。
ご覧になった作品が何であるか、興味津々です。
私も映画ファンで、気に入った作品は映画館で2度3度観ます。良い作品は見るたびに新しく気付かされることが有ります。(良いものはみなそうですね)
映画は通常最低でも2週間程は上映していますので、ある程度は時間的に融通がきくことが(コンサートと違って)良いことですね。

_ ルビー ― 2012年12月05日 23時11分03秒

15歳の天才少年だった頃からよく知っている映画好きの人気ダンサーが昔「僕にとって映画は教科書のようなもの‥ほんとうに色々なことが学べる!ホロコーストの歴史もそれで知ったんだ‥」と話していた時の感銘を思い出しました。
私の映画好きは故淀川長治さんの解説に感化されたところも大いにあり、テレビやビデオで楽しむパターンが多かったのですが、それからはなるべく映画館で観る癖がつきました。今では映画館は、ファンタジーの翼に乗って現実から鮮やかに飛翔できる、お気に入りの居場所のひとつです!

スクリーンルビー

_ 波女 ― 2012年12月06日 16時35分33秒

大の映画好きなので、その映画が何だったのか、とても気になります。
映画の背景に使われている曲から、その音楽が好きになった事も少なくありません。
ギリシャ映画の音楽、ポーランド映画の音楽、ロシア映画の音楽、最近は、岩波ホールで、休憩を入れて9時間というイタリア映画を見ましたが、音楽も良かったせいか、一度も眠らずに見ました。オペラだと多分睡魔に勝てません。
でも、惜しいのは、大抵の映画館は、映画の中で使われた曲名などの情報が流れ出すと、お客がざわざわし始め、時にはエンドロールを省略して場内を明るくしてしまうことです。最後まで静かに見ている人もいるので、ほんの数分、静かにして欲しいと思います。

_ taisei ― 2012年12月06日 23時11分27秒

そのとおり!映画はそれほどみませんが、見れば必ずその音楽を誰がつけたのかエンドロールを注目して見ています。ベルリンフィルが初めて映画のバックを演奏したというだけで見に行った映画もあります。日本映画はその扱いが不当に低いのがとても残念です。コンサートも映画も終わったしばらくの「余韻」を楽しんでいたいですよね。映画ならしばらく暗くしたままとかにならんもんかしら と思います。

_ I招聘教授 ― 2012年12月07日 11時46分28秒

皆さん、映画お好きなのですね。私の見た映画の中では、あるオペラのアリアが、舌を巻くような脈絡で使われていました。

_ taisei ― 2012年12月08日 01時21分22秒

直接の映画音楽のサントラ盤ではないですが、長岡京室内アンサンブルの最新のCD「林光:3つの映画音楽&ヴィヴァルディ:四季」はなかなかの聴きものです。故林光氏の音楽もうならせますし、四季の演奏がまたすごい!これだけでも聴く価値あり!です。あら、映画(音楽)の話がどこかへ・・・。

_ 波女 ― 2012年12月08日 11時54分02秒

映画「ゴッドファーザー」パート3の終幕近くでは、オペラ「カバレリア・ルスチカーナ」が、同時進行的に使われていて、見事でした。映画音楽は、既製の作品を使う場合は、曲のなかのどの部分を、誰の演奏で、どの場面で効果的に使うかと言うことなので、演奏とは又違う苦労や、工夫があるかと思います。まず、沢山の曲に精通していなければなリませんし。

_ I招聘教授 ― 2012年12月08日 23時34分53秒

われわれクラシック・ファンとしては、上手に名曲が使われているとうれしくなりますね。バロック音楽にも、映画で有名にしてもらった曲はたくさんあります。代表例は、曲自体が映画になった《無伴奏シャコンヌ》でしょうか。

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