現代医学2013年05月09日 08時40分43秒

寿命が延び、歳を取ってもそれなりに元気でいられる(実年齢は昔の7掛け、という説もありますね!)のは、つまるところ、現代医学のおかげ。私は以前何度か大病をしましたが、入院、手術などで克服することができ、人一倍、ありがたみを感じています。ガンもある程度までは、治る病気になってきました。

昔は、ガンは不治の病であり、最後は壮絶死、というイメージが固定していました。それが変わってきたのは、なにより医学の進歩、とりわけ早期発見、早期治療の前進だと理解しています。ちなみに、私の親族にはガン死が多く、私も一度、「早期発見」の経験があります。

ところが最近、検診は受けるな、早期治療は無意味、ガン治療は商売、ということを主張する人があり、週刊誌その他で、さかんにもてはやされていますね。その流れで、病気の治療はしない方が安らかに死ねるという、極論とも思える勧めを述べる本も出てきました。本当でしょうか。

私は、早期発見・早期治療という医療界あげての実践が無意味だとはまったく思いません。それをやめれば、以前のような状態に戻ることになると思う。しかし医学の専門的なことはわかりませんから、「思う」だけです。医学の方々には、この問題をもう少し世間に向けて、わかりやすく論争していただくことはできないものでしょうか。そうすれば、安心して治療を受けられる人も多いと思うのですが。