今月のイベント ― 2014年05月04日 11時10分21秒
平素のペースに戻り、ご案内を。
大きなものからいきます。26日(月)14:00から、いずみホールの平日コンサート枠で、日本のうた「日本映画の主題歌たち」を開催します。「1.戦前--映画の普及とともに」「2.大女優・高峰秀子に捧げる」「3.戦後--映画は歌とともに」「4.変わりゆく映画と歌」の4部構成です。
ご想像のように、この企画は、昨年における私の高峰秀子体験から出発しています。映画の歴史と歌のからみも、彼女の『わたしの渡世日記』から学んだもの。そこで、高峰さんと風貌の重なるソプラノ歌手、高橋薫子さんを、このシリーズ常連の田中純さんと組み合わせました。ピアノはもちろん花岡千春さんです。
私はしかし映画のフリークではなく、映画を語ることができません。そこで映画評論家の河内篤郎さんにゲストをお願いしました。第4部「変わりゆく映画と歌」は河内さんの選曲で、《男はつらいよ》とか、《少年時代》が入っています。曲目詳細は、いずみホールのHPをご覧ください。いま、近江俊郎の《南の薔薇》に凝っているところです。
カルチャー。朝日新宿校は7日(火)と21日(火)。10:00からのワーグナーは《ジークフリート》の第2幕、13:00からの《ヨハネ受難曲》は、十字架上の場面に入ります。朝日横浜校は24日(土)13:00からで、バッハの演奏史を「ピアノ VS チェンバロ」という形でたどります。
28年目に入った立川の「楽しいクラシックの会」は、ワーグナー・プロジェクトが受けて、4月29日にはかつてない盛り上がりになりました。《トリスタンとイゾルデ》の人気かもしれません。5月17日(土)10:00から、その第2幕です。
10日と11日には、郡山に参ります。 アマデウス室内管弦楽団のウィーン・フィル・メンバーが加わったリハーサルと本番を聴いてきます。以上、どうぞよろしく。
大きなものからいきます。26日(月)14:00から、いずみホールの平日コンサート枠で、日本のうた「日本映画の主題歌たち」を開催します。「1.戦前--映画の普及とともに」「2.大女優・高峰秀子に捧げる」「3.戦後--映画は歌とともに」「4.変わりゆく映画と歌」の4部構成です。
ご想像のように、この企画は、昨年における私の高峰秀子体験から出発しています。映画の歴史と歌のからみも、彼女の『わたしの渡世日記』から学んだもの。そこで、高峰さんと風貌の重なるソプラノ歌手、高橋薫子さんを、このシリーズ常連の田中純さんと組み合わせました。ピアノはもちろん花岡千春さんです。
私はしかし映画のフリークではなく、映画を語ることができません。そこで映画評論家の河内篤郎さんにゲストをお願いしました。第4部「変わりゆく映画と歌」は河内さんの選曲で、《男はつらいよ》とか、《少年時代》が入っています。曲目詳細は、いずみホールのHPをご覧ください。いま、近江俊郎の《南の薔薇》に凝っているところです。
カルチャー。朝日新宿校は7日(火)と21日(火)。10:00からのワーグナーは《ジークフリート》の第2幕、13:00からの《ヨハネ受難曲》は、十字架上の場面に入ります。朝日横浜校は24日(土)13:00からで、バッハの演奏史を「ピアノ VS チェンバロ」という形でたどります。
28年目に入った立川の「楽しいクラシックの会」は、ワーグナー・プロジェクトが受けて、4月29日にはかつてない盛り上がりになりました。《トリスタンとイゾルデ》の人気かもしれません。5月17日(土)10:00から、その第2幕です。
10日と11日には、郡山に参ります。 アマデウス室内管弦楽団のウィーン・フィル・メンバーが加わったリハーサルと本番を聴いてきます。以上、どうぞよろしく。
4月のイベント ― 2014年03月31日 09時10分18秒
ここ数日の多忙でご報告すべきこともありますが、年度も替わりますので、先に4月のご案内をしておきます。
4月2日(水)から、朝日カルチャー新宿校の新年度です。ワーグナー、バッハとも継続ですが、10:00からの《リング徹底研究》は、《ジークフリート》に入ります。2日と30日(水)で、第1幕を取り上げます。まずは、4作の始まり方の比較などやってみたいと思います。
13:00からの「《ヨハネ受難曲》徹底研究」、チラシ等では第2部の始めからとなっていますが、昨季のうちにもう少し進んでおり、第23曲の聖書場面から始めることになります。第24曲が、合唱との対話を含むバス・アリアです。4/30に2回目があります。
4日(金)は19:00から紀尾井ホールで、セレモア主催のコンサートです。久元祐子さんのピアノ、高関健さん指揮、新日フィルの出演で、オール・モーツァルト・プログラム(《魔笛》序曲、ピアノ協奏曲第20番、《ジュピター》)。司会で出演します。
6日(日)は14:00から、すざかバッハの会(須坂駅前シルキーホール)。《ヨハネ受難曲》講座を継続しますが、2月が雪で中止になりましたので、進度は新宿に抜かれました。こちらは、第2部の頭からです。
8日(火)から、オランダ旅行に出かけます。いつも同様少し残って、視察と研究に費やします。20日(日)までの予定。その結果、聖心女子大の授業が21日(月)からということになりました。今年はオーソドックスに、バッハの生涯と作品を取り上げます。
26日(土)は、朝日カルチャー横浜校の新年度です。「魂のエヴァンゲリスト」講座も、いよいよ最終段階。補章の演奏論をベースに、バッハ演奏の変化と発展を確かめます。
「楽しいクラシックの会」(立川錦町学習館)は、旅行のあおりで、29日(火)の9:30~11:30となりました。変則日程申し訳ありません。《リング》を終えましたので、《トリスタンとイゾルデ》に入ります。とりあえず、その第1幕です。
以上、よろしくお願いします。
4月2日(水)から、朝日カルチャー新宿校の新年度です。ワーグナー、バッハとも継続ですが、10:00からの《リング徹底研究》は、《ジークフリート》に入ります。2日と30日(水)で、第1幕を取り上げます。まずは、4作の始まり方の比較などやってみたいと思います。
13:00からの「《ヨハネ受難曲》徹底研究」、チラシ等では第2部の始めからとなっていますが、昨季のうちにもう少し進んでおり、第23曲の聖書場面から始めることになります。第24曲が、合唱との対話を含むバス・アリアです。4/30に2回目があります。
4日(金)は19:00から紀尾井ホールで、セレモア主催のコンサートです。久元祐子さんのピアノ、高関健さん指揮、新日フィルの出演で、オール・モーツァルト・プログラム(《魔笛》序曲、ピアノ協奏曲第20番、《ジュピター》)。司会で出演します。
6日(日)は14:00から、すざかバッハの会(須坂駅前シルキーホール)。《ヨハネ受難曲》講座を継続しますが、2月が雪で中止になりましたので、進度は新宿に抜かれました。こちらは、第2部の頭からです。
8日(火)から、オランダ旅行に出かけます。いつも同様少し残って、視察と研究に費やします。20日(日)までの予定。その結果、聖心女子大の授業が21日(月)からということになりました。今年はオーソドックスに、バッハの生涯と作品を取り上げます。
26日(土)は、朝日カルチャー横浜校の新年度です。「魂のエヴァンゲリスト」講座も、いよいよ最終段階。補章の演奏論をベースに、バッハ演奏の変化と発展を確かめます。
「楽しいクラシックの会」(立川錦町学習館)は、旅行のあおりで、29日(火)の9:30~11:30となりました。変則日程申し訳ありません。《リング》を終えましたので、《トリスタンとイゾルデ》に入ります。とりあえず、その第1幕です。
以上、よろしくお願いします。
《ロ短調ミサ曲》公演ご案内 ― 2014年03月07日 11時40分36秒
合唱団CANTUS ANIMAE(雨森文也指揮)の《ロ短調ミサ曲》公演が、いよいよ迫ってきました。ご案内します。3月29日(土)18:30から、会場は渋谷の大和田さくらホールです。前売り4000円。いつものように、コメント欄にメールアドレス付きでお申し込みいただければ、係からご連絡申し上げます。
この公演、「礒山雅監修」と謳われています。演奏の主役はもちろんステージに上られる方々で私は脇役ですが、監修の立場から見ると、この公演には3つの売りがあると思います。
第1は、実践と研究の共同。5回にわたる公演を行い、その都度練習にも立ち会っていっしょに《ロ短調ミサ曲》を作るという、幸せな経験をさせていただきました。合唱団の方々の熱意と旺盛な吸収力に、その都度驚かされました。
第2は、器楽がピリオド楽器アンサンブルであること。アマチュア合唱団とピリオド楽器アンサンブルの共演は、まだ先例が少ないと思います。ピッチの問題、練習の問題など、ハードルがいくつもあるからです。《ロ短調ミサ曲》は、トランペットやホルンを始めとして、ピリオド楽器を使いたい曲がたくさんありますので、成果を期待しています。大西律子さんを中心に、櫻井茂さん(コントラバス)など、優秀な方がたくさん入っています。
第3は、コンチェルティスト方式を採用したことです。合唱各パートのリーダーがソロを兼ねるというのは、その長所がわかっていても、なかなかできないこと。歌い手にかかる負担が、とりわけ《ロ短調ミサ曲》において、並大抵ではないからです。テノールは、さんざん歌ったあとに〈ベネディクトゥス〉があり、アルトも、力尽きた頃、〈アニュス・デイ〉が控えています。プロの技倆が要求されることは、いうまでもありません。
そこで、くにたちiBACHの仲間だった5人の若手声楽家に、コンチェルティストを依頼しました。第1ソプラノ 安田祥子さん、第2ソプラノ 川辺茜さん、アルト 高橋幸恵さん、テノール 大野彰展さん、バス 小藤洋平さんです。須坂/立川のカンタータ公演とほぼ重なっていますが、《ロ短調ミサ曲》のために集まった顔ぶれから、カンタータもできたということです。みんな合唱にも想像以上にかかわってくれて、ありがたく思っています。
合唱団の練習がものすごく盛り上がってきているとの情報が入っています。たくさんの方が聴いてくださるとうれしいです。どうぞよろしく。
この公演、「礒山雅監修」と謳われています。演奏の主役はもちろんステージに上られる方々で私は脇役ですが、監修の立場から見ると、この公演には3つの売りがあると思います。
第1は、実践と研究の共同。5回にわたる公演を行い、その都度練習にも立ち会っていっしょに《ロ短調ミサ曲》を作るという、幸せな経験をさせていただきました。合唱団の方々の熱意と旺盛な吸収力に、その都度驚かされました。
第2は、器楽がピリオド楽器アンサンブルであること。アマチュア合唱団とピリオド楽器アンサンブルの共演は、まだ先例が少ないと思います。ピッチの問題、練習の問題など、ハードルがいくつもあるからです。《ロ短調ミサ曲》は、トランペットやホルンを始めとして、ピリオド楽器を使いたい曲がたくさんありますので、成果を期待しています。大西律子さんを中心に、櫻井茂さん(コントラバス)など、優秀な方がたくさん入っています。
第3は、コンチェルティスト方式を採用したことです。合唱各パートのリーダーがソロを兼ねるというのは、その長所がわかっていても、なかなかできないこと。歌い手にかかる負担が、とりわけ《ロ短調ミサ曲》において、並大抵ではないからです。テノールは、さんざん歌ったあとに〈ベネディクトゥス〉があり、アルトも、力尽きた頃、〈アニュス・デイ〉が控えています。プロの技倆が要求されることは、いうまでもありません。
そこで、くにたちiBACHの仲間だった5人の若手声楽家に、コンチェルティストを依頼しました。第1ソプラノ 安田祥子さん、第2ソプラノ 川辺茜さん、アルト 高橋幸恵さん、テノール 大野彰展さん、バス 小藤洋平さんです。須坂/立川のカンタータ公演とほぼ重なっていますが、《ロ短調ミサ曲》のために集まった顔ぶれから、カンタータもできたということです。みんな合唱にも想像以上にかかわってくれて、ありがたく思っています。
合唱団の練習がものすごく盛り上がってきているとの情報が入っています。たくさんの方が聴いてくださるとうれしいです。どうぞよろしく。
3月のイベント ― 2014年03月01日 23時16分16秒
3月に入り、今日はさっそく横浜の朝日カルチャーで、「バッハの《小フーガ》~わかれば簡単、フーガ形式」と題する講座をやってきました。割にうまくいったと思うので、ご案内しておくべきでした。ともあれ、今月のイベント、講座篇です。
5日(水)と19日(水)が、朝日カルチャーセンター新宿校の「徹底研究」講座。10:00~12:00のワーグナー《リング》枠は、《ワルキューレ》第3幕第3場、おいしいところにさしかかっています。2回かけて、〈ヴォータンの告別〉の比較をやってみたいと思います。13:00~15:00の《ヨハネ受難曲》講座は、思ったより進行が速く、すでに第2部に入っています。第19曲のバス・アリオーソ、第20曲の長大なテノール・アリア、その稿による変遷などをお話しします。
8日(土)の10:00~12:00は「楽しいクラシックの会」例会で、2回使うつもりだった《神々の黄昏》第3幕を1回で済ませることにしました(2月が雪で中止になったため)。すでにご案内したように、午後14:00から同じ立川市錦町学習館で、岩森美里さんのコンサートがあります。
15日(土)の13:00~15:00は、朝日カルチャーセンター横浜校の超入門講座最終回。モーツァルトの《アイネ・クライネ》を素材に、「知るほどに深いソナタ形式」という話をします。横浜校では22日(土)の13:00~15:00に、エヴァンゲリスト講座の今期最終回もあります。先月、バッハの死と《フーガの技法》、とご案内したのは間違いで、先月は《ヨハネ受難曲》第4稿、今月が《フーガの技法》の話でした。申し訳ありません。以上、よろしくお願いします。
5日(水)と19日(水)が、朝日カルチャーセンター新宿校の「徹底研究」講座。10:00~12:00のワーグナー《リング》枠は、《ワルキューレ》第3幕第3場、おいしいところにさしかかっています。2回かけて、〈ヴォータンの告別〉の比較をやってみたいと思います。13:00~15:00の《ヨハネ受難曲》講座は、思ったより進行が速く、すでに第2部に入っています。第19曲のバス・アリオーソ、第20曲の長大なテノール・アリア、その稿による変遷などをお話しします。
8日(土)の10:00~12:00は「楽しいクラシックの会」例会で、2回使うつもりだった《神々の黄昏》第3幕を1回で済ませることにしました(2月が雪で中止になったため)。すでにご案内したように、午後14:00から同じ立川市錦町学習館で、岩森美里さんのコンサートがあります。
15日(土)の13:00~15:00は、朝日カルチャーセンター横浜校の超入門講座最終回。モーツァルトの《アイネ・クライネ》を素材に、「知るほどに深いソナタ形式」という話をします。横浜校では22日(土)の13:00~15:00に、エヴァンゲリスト講座の今期最終回もあります。先月、バッハの死と《フーガの技法》、とご案内したのは間違いで、先月は《ヨハネ受難曲》第4稿、今月が《フーガの技法》の話でした。申し訳ありません。以上、よろしくお願いします。
3月のマイ・コンサート(東京編) ― 2014年02月27日 10時18分55秒
3月のご案内第1弾です。「マイ・コンサート」と題したのは、私がトークでステージ出演する、という意味です。
3月8日(土)14:00から、立川市錦地域学習館で、恒例の「錦まつり」コンサートがあります。27年の歴史を誇る「楽しいクラシックの会」の企画提供です。
「~って面白い!」と題する楽器シリーズが一段落し、昨年から「~てすばらしい!」と題する声楽シリーズに入っています。今年は「メゾソプラノってすばらしい!」。歌は包容力と存在感、ご人徳と温かさで万人に愛されるメゾソプラノ、岩森美里さん(国立音大教授)。ピアノは久元祐子さんです。第1部 ピアノで贈る!ワルツ・メドレー(小犬のワルツなど)/第2部 歌で贈る!イーストアジアの花メドレー(アリランなど)/第3部 歌とピアノで贈る!愛の讃歌(ハバネラなど)という、大サービスのプログラム。入場無料、茶菓子付きですよ!
3月10日(月)18:30からは、新装なった立川市市民会館のたましんRISURUホール小ホールで、「楽しいクラシックの会コンサート~本格的ピリオド楽器で バッハの受難曲、カンタータを聴く」を開催します。昨年12月に須坂で作った公演ですが、ぜひ東京でやりたいね、という話になり、会のご協力で実現しました。第2ヴァイオリン以外は同じ顔ぶれです。
第1部がカンタータ第9番《救いがわれらにやってきたのは》の全曲。いい曲なので「バッハの《第九》」と呼んでいます。チェンバロのプレリュードとフーガ付きでプレゼンテーションします。
第2部は、「バッハの受難曲を聴く~《マタイ受難曲》《ヨハネ受難曲》の名場面比較」という企画です。「ペトロの否認」とイエスの死に続く天変地異の聖書場面、それに続くアリアとコラールを比較します。こうすると、ソプラノ、アルト、テノール、バスのアリアが全部入るのですね。どれも名曲です。締めは《ヨハネ》の最終コラールです。
出演はiBACH声楽アンサンブル~安田祥子(ソプラノ)/高橋幸恵(アルト)/大野彰展(テノール)/小藤洋平(バス)~とiBACH器楽アンサンブル~須賀麻里江、阿部まりこ(ヴァイオリン)/小林瑞葉(ヴィオラ)/山本 徹(チェロ)/塩嶋達美(フラウト・トラヴェルソ)/尾崎温子(オーボエ)/廣澤麻美(チェンバロ)の皆さん。急上昇中なので、ぜひ応援してあげてください!
会の市民サービスのため、2000円という安い入場料です。しかし前売り1500円で受付に置きますので、ご希望の方は、コメントをメールアドレス付きで入れてくださると嬉しいです。よろしくお願いします。
3月8日(土)14:00から、立川市錦地域学習館で、恒例の「錦まつり」コンサートがあります。27年の歴史を誇る「楽しいクラシックの会」の企画提供です。
「~って面白い!」と題する楽器シリーズが一段落し、昨年から「~てすばらしい!」と題する声楽シリーズに入っています。今年は「メゾソプラノってすばらしい!」。歌は包容力と存在感、ご人徳と温かさで万人に愛されるメゾソプラノ、岩森美里さん(国立音大教授)。ピアノは久元祐子さんです。第1部 ピアノで贈る!ワルツ・メドレー(小犬のワルツなど)/第2部 歌で贈る!イーストアジアの花メドレー(アリランなど)/第3部 歌とピアノで贈る!愛の讃歌(ハバネラなど)という、大サービスのプログラム。入場無料、茶菓子付きですよ!
3月10日(月)18:30からは、新装なった立川市市民会館のたましんRISURUホール小ホールで、「楽しいクラシックの会コンサート~本格的ピリオド楽器で バッハの受難曲、カンタータを聴く」を開催します。昨年12月に須坂で作った公演ですが、ぜひ東京でやりたいね、という話になり、会のご協力で実現しました。第2ヴァイオリン以外は同じ顔ぶれです。
第1部がカンタータ第9番《救いがわれらにやってきたのは》の全曲。いい曲なので「バッハの《第九》」と呼んでいます。チェンバロのプレリュードとフーガ付きでプレゼンテーションします。
第2部は、「バッハの受難曲を聴く~《マタイ受難曲》《ヨハネ受難曲》の名場面比較」という企画です。「ペトロの否認」とイエスの死に続く天変地異の聖書場面、それに続くアリアとコラールを比較します。こうすると、ソプラノ、アルト、テノール、バスのアリアが全部入るのですね。どれも名曲です。締めは《ヨハネ》の最終コラールです。
出演はiBACH声楽アンサンブル~安田祥子(ソプラノ)/高橋幸恵(アルト)/大野彰展(テノール)/小藤洋平(バス)~とiBACH器楽アンサンブル~須賀麻里江、阿部まりこ(ヴァイオリン)/小林瑞葉(ヴィオラ)/山本 徹(チェロ)/塩嶋達美(フラウト・トラヴェルソ)/尾崎温子(オーボエ)/廣澤麻美(チェンバロ)の皆さん。急上昇中なので、ぜひ応援してあげてください!
会の市民サービスのため、2000円という安い入場料です。しかし前売り1500円で受付に置きますので、ご希望の方は、コメントをメールアドレス付きで入れてくださると嬉しいです。よろしくお願いします。
2月のイベント ― 2014年01月31日 12時12分54秒
明日から2月ですね。恒例のご案内です。
1日(土)は、昼夜掛け持ち。13:00~15:00は朝日カルチャーセンター横浜校の「超入門」講座で、シューベルトの《鱒》その他を材料に、変奏曲の原理と歴史についてお話しします。
夜は18:30から国立オリンピック記念青少年総合センター(参宮橋)で、東京バロックスコラーズの「バッハ自由自在」コンサートへのカップリング講演。三澤洋史さんとの対話も交えながら、「パロディ」に関する最近の考えをお話しします。ちなみにコンサートは23日(日)14:00から、会場はティアラこうとうです。
2日(日)は、甲府メサイア合唱団に提供していただいた《ヨハネ受難曲》講座全2回の2回目。1回目に作品の基本的なところをお話ししましたので、2回目は「バッハの精神を歌うために」と題し、合唱の役割と内容、演奏法について考えたいと思います。14:00~16:30。山にぐるりと囲まれた、すばらしい環境の会場です。
5日(水)は、朝日カルチャーセンター新宿校。10:00からのワーグナー《リング》徹底研究は、《ワルキューレ》第2幕の後半を取り上げます。13:00からの《ヨハネ受難曲》徹底研究は、「ペトロの否認」の場面(第1部終わり)の第2稿バージョンの話が中心になります。
11日(火)は、松本のハーモニーホールで《ロ短調ミサ曲》の公演があります。小林道夫先生指揮の松本バッハ祝祭アンサンブルの出演、15:00から。私も参ります。
14日(金)は、演奏者急病で持ち越しとなったバッハ・オルガン作品連続演奏会vol.3です(いずみホール、19:00)。ピーネ・ブリンドルフさんの選ばれたプログラムは「喜びに満ちて、晴れやかに」と題するもので、明るいト長調の作品を中心に構成されています。それだけに、ト短調のコラール・パルティータ《ようこそ、慈悲あついイエスよ》が効果を発揮することでしょう。
じつはこの14日も掛け持ちで、10:30から大阪中之島公会堂で、「音楽史の宝物~バッハの両受難曲」という講演をします。4月のオランダ旅行に備えて、朝日旅行社が企画するものです。(私は「磯山」さんではないんですけれど・・。)
15日(土)は早朝に帰り、立川の「楽しいクラシックの会」例会(10:00~12:00、錦町地域学習館)に間に合わせます。ワーグナー《神々の黄昏》がいよいよ第3幕に入るので、おちおち寝坊できません。
16日(日)は「すざかバッハの会」今年の第1回です(14:00~16:30、須坂駅前シルキーホール)。《ヨハネ受難曲》講座の継続になりましたので、「ドラマは進む――2つの裁判、『王』をめぐる対話」と題し、第2部の始めを取り上げます。
19日(水)は朝日・新宿の継続で、午前中のワーグナーは《ワルキューレ》第3幕、午後の《ヨハネ受難曲》は第1部終わりをとりあげます。
22日(土)は朝日カルチャーセンター横浜校の「魂のエヴァンゲリスト」講座です(13:00~15:00)。題して「フーガの技法、そして死」。長らくたどってきたバッハの生涯も、最後にたどりつきました。
以上、がんばりますのでよろしくお願いします。
1日(土)は、昼夜掛け持ち。13:00~15:00は朝日カルチャーセンター横浜校の「超入門」講座で、シューベルトの《鱒》その他を材料に、変奏曲の原理と歴史についてお話しします。
夜は18:30から国立オリンピック記念青少年総合センター(参宮橋)で、東京バロックスコラーズの「バッハ自由自在」コンサートへのカップリング講演。三澤洋史さんとの対話も交えながら、「パロディ」に関する最近の考えをお話しします。ちなみにコンサートは23日(日)14:00から、会場はティアラこうとうです。
2日(日)は、甲府メサイア合唱団に提供していただいた《ヨハネ受難曲》講座全2回の2回目。1回目に作品の基本的なところをお話ししましたので、2回目は「バッハの精神を歌うために」と題し、合唱の役割と内容、演奏法について考えたいと思います。14:00~16:30。山にぐるりと囲まれた、すばらしい環境の会場です。
5日(水)は、朝日カルチャーセンター新宿校。10:00からのワーグナー《リング》徹底研究は、《ワルキューレ》第2幕の後半を取り上げます。13:00からの《ヨハネ受難曲》徹底研究は、「ペトロの否認」の場面(第1部終わり)の第2稿バージョンの話が中心になります。
11日(火)は、松本のハーモニーホールで《ロ短調ミサ曲》の公演があります。小林道夫先生指揮の松本バッハ祝祭アンサンブルの出演、15:00から。私も参ります。
14日(金)は、演奏者急病で持ち越しとなったバッハ・オルガン作品連続演奏会vol.3です(いずみホール、19:00)。ピーネ・ブリンドルフさんの選ばれたプログラムは「喜びに満ちて、晴れやかに」と題するもので、明るいト長調の作品を中心に構成されています。それだけに、ト短調のコラール・パルティータ《ようこそ、慈悲あついイエスよ》が効果を発揮することでしょう。
じつはこの14日も掛け持ちで、10:30から大阪中之島公会堂で、「音楽史の宝物~バッハの両受難曲」という講演をします。4月のオランダ旅行に備えて、朝日旅行社が企画するものです。(私は「磯山」さんではないんですけれど・・。)
15日(土)は早朝に帰り、立川の「楽しいクラシックの会」例会(10:00~12:00、錦町地域学習館)に間に合わせます。ワーグナー《神々の黄昏》がいよいよ第3幕に入るので、おちおち寝坊できません。
16日(日)は「すざかバッハの会」今年の第1回です(14:00~16:30、須坂駅前シルキーホール)。《ヨハネ受難曲》講座の継続になりましたので、「ドラマは進む――2つの裁判、『王』をめぐる対話」と題し、第2部の始めを取り上げます。
19日(水)は朝日・新宿の継続で、午前中のワーグナーは《ワルキューレ》第3幕、午後の《ヨハネ受難曲》は第1部終わりをとりあげます。
22日(土)は朝日カルチャーセンター横浜校の「魂のエヴァンゲリスト」講座です(13:00~15:00)。題して「フーガの技法、そして死」。長らくたどってきたバッハの生涯も、最後にたどりつきました。
以上、がんばりますのでよろしくお願いします。
忘れちゃいました ― 2014年01月29日 23時53分21秒
このところものすごく忙しかったのですが、そのためでしょうか、「古楽の楽しみ」についてご案内することを、ケロッと忘れてしまいました。今月はゼレンカ特集で、力を入れていただけに残念です。
ライプツィヒのバッハにドレスデンで対峙したゼレンカは、独創性に富む、第一級の作曲家です。新録音もすごく出てきていて、その再評価を、避けて通れません。フリードリヒ・アウグスト1世の追悼音楽などじつにすばらしく、ぜひご案内しようと思っていたところでした。申し訳ありません。
次は、今年が生誕300年であるC.P.E.バッハの特集です。忘れないようにご案内したいと思います。
ライプツィヒのバッハにドレスデンで対峙したゼレンカは、独創性に富む、第一級の作曲家です。新録音もすごく出てきていて、その再評価を、避けて通れません。フリードリヒ・アウグスト1世の追悼音楽などじつにすばらしく、ぜひご案内しようと思っていたところでした。申し訳ありません。
次は、今年が生誕300年であるC.P.E.バッハの特集です。忘れないようにご案内したいと思います。
今月のイベント ― 2014年01月06日 23時28分02秒
恒例のご案内です。授業は今日から始まり、すでに立ち上がっております。
11日(土)はいずみホールのモーツァルト・シリーズ今年度の最終回。ライナー・キュッヒル以下ウィーンの人々を中心に、ニ長調のディヴェルティメントK.334、フルート四重奏曲、オーボエ四重奏曲を演奏します。題して「室内楽はのびやかに」。私も参ります。
12日(日)は立川楽しいクラシックの会の例会(錦町地域学習館、10:00~12:00)。《神々の黄昏》の第2幕にたどり着きました。
朝日カルチャー新宿校は、15日(水)、29日(水)の出講です。10:00~12:00のワーグナー講座「《ニーベルングの指環》徹底研究」は、《ワルキューレ》の第2幕を、2回かけてやります。13:00~15:00の《ヨハネ受難曲》講座は、第1部の終わり、「ペトロの否認」を扱います。
朝日カルチャー横浜校は、18日(土)13:00~15:00です。テーマは、《ロ短調ミサ曲》の、後半の後半です。
19日(日)に、甲府メサイア合唱団で、《ヨハネ受難曲》に関する講演をさせていただけることになりました。2/2との2回、13:30~16:30の予定。外部受講者も募集しているようですので、甲府方面の方々、お目にかかれれば幸いです。
26日(日)の14:00~16:15は、松本のハーモニーホールで、《ロ短調ミサ曲》についてお話しします。あれ、連続講座やってたんじゃないの、と思われるでしょうが、今回はホール主催の別企画なのです。連続講座を聴いてくださった方には、まとめとして役立つように工夫したいと思います。
以上、よろしくお願いします。
11日(土)はいずみホールのモーツァルト・シリーズ今年度の最終回。ライナー・キュッヒル以下ウィーンの人々を中心に、ニ長調のディヴェルティメントK.334、フルート四重奏曲、オーボエ四重奏曲を演奏します。題して「室内楽はのびやかに」。私も参ります。
12日(日)は立川楽しいクラシックの会の例会(錦町地域学習館、10:00~12:00)。《神々の黄昏》の第2幕にたどり着きました。
朝日カルチャー新宿校は、15日(水)、29日(水)の出講です。10:00~12:00のワーグナー講座「《ニーベルングの指環》徹底研究」は、《ワルキューレ》の第2幕を、2回かけてやります。13:00~15:00の《ヨハネ受難曲》講座は、第1部の終わり、「ペトロの否認」を扱います。
朝日カルチャー横浜校は、18日(土)13:00~15:00です。テーマは、《ロ短調ミサ曲》の、後半の後半です。
19日(日)に、甲府メサイア合唱団で、《ヨハネ受難曲》に関する講演をさせていただけることになりました。2/2との2回、13:30~16:30の予定。外部受講者も募集しているようですので、甲府方面の方々、お目にかかれれば幸いです。
26日(日)の14:00~16:15は、松本のハーモニーホールで、《ロ短調ミサ曲》についてお話しします。あれ、連続講座やってたんじゃないの、と思われるでしょうが、今回はホール主催の別企画なのです。連続講座を聴いてくださった方には、まとめとして役立つように工夫したいと思います。
以上、よろしくお願いします。
「音楽の旅」のご案内 ― 2014年01月04日 07時23分03秒
昨年はライプツィヒのバッハ祭へ、いい旅行をさせていただきました。今年はどうするか、朝日サンツァーズのスタッフといろいろ検討しましたが、「バッハ受難曲鑑賞オランダの旅8日間」という企画ができあがりました。
4月8日(火)に、成田または関西空港を発ちます。アムステルダムに着き、10日(木)まず《マタイ受難曲》。エガー指揮、エンシェント室内管の演奏です。11日(金)は昼にアルクマールの聖ローレンス教会(かつてヴァルヒャが録音に使っていたところ)のオルガン・コンサートを聴き、夜はヘレヴェッヘ指揮、コレギウム・ヴォカーレとコンセルトヘボウ管の《マタイ受難曲》です。
デン・ハーグを経てロッテルダムに移動し、13日(日)に、ブリュッヘン指揮、18世紀オーケストラによる《ヨハネ受難曲》を聴きます。15日(火)に成田または関空着。詳細はこちらで。http://www.asahiryoko.com/
古楽大国オランダで、復活祭を控えた時期に受難曲を聴き歩くという企画です。私としては、老境を迎えたブリュッヘンに注目しています。合間にさまざまな美術館を訪れる楽しみは、オランダならではです。お好きな方、どうぞご検討ください。
4月8日(火)に、成田または関西空港を発ちます。アムステルダムに着き、10日(木)まず《マタイ受難曲》。エガー指揮、エンシェント室内管の演奏です。11日(金)は昼にアルクマールの聖ローレンス教会(かつてヴァルヒャが録音に使っていたところ)のオルガン・コンサートを聴き、夜はヘレヴェッヘ指揮、コレギウム・ヴォカーレとコンセルトヘボウ管の《マタイ受難曲》です。
デン・ハーグを経てロッテルダムに移動し、13日(日)に、ブリュッヘン指揮、18世紀オーケストラによる《ヨハネ受難曲》を聴きます。15日(火)に成田または関空着。詳細はこちらで。http://www.asahiryoko.com/
古楽大国オランダで、復活祭を控えた時期に受難曲を聴き歩くという企画です。私としては、老境を迎えたブリュッヘンに注目しています。合間にさまざまな美術館を訪れる楽しみは、オランダならではです。お好きな方、どうぞご検討ください。
今月のイベント(2) ― 2013年12月06日 15時48分40秒
12月21日(土)は、立川の「楽しいクラシックの会」例会です(10:00~12:00、錦町地域学習館)。《神々の黄昏》の第1幕を、「グンターとの盟約」と題して取り上げます。夜明け、ラインへの旅とすばらしい音楽が続いたあとにギービヒ家の館に入っていくときの不気味な転換は、《リング》の聴きどころのひとつ。クプファー演出のものをベースに使っていますが、今月はキルヒナー演出も比較してみましょう。
22日(日)の「すざかバッハの会」(14:00~16:30、須坂駅前シルキーホール)は、12月恒例のコンサート。歴史ができてきた今年は、欲を出してみました。ミニマム編成のピリオド楽器アンサンブルで、バッハのカンタータと受難曲をやろうという試みです。
カンタータは、コラール・カンタータの名曲である第9番《救いが私たちにやってきた》を、全曲演奏します。《平均律》第2巻のホ長調プレチュードで導入し、ホ長調フーガで掉尾を飾ります。
後半は、《マタイ》《ヨハネ》両受難曲から、「ペトロの否認」「見よ、神殿の幕が避けて」両場面を比較します。《マタイ》からはアルトのアリア(第39曲)とコラール、バスのレチタティーヴォとアリア(第63、64曲)。《ヨハネ》からはテノールのアリア(第13曲)とコラール、テノールのレチタティーヴォ(第34曲)とソプラノのアリア(第35曲)が、聖書場面とともに演奏されます。
盛りだくさんのプログラムを、若い人たちが張り切って準備してくださっています。声楽は、くにたちiBACHコレギウムで学び、今後古楽を演奏していこうとしている人たちで組んだクワルテット(安田祥子、高橋幸恵、大野彰展、小藤洋平)。器楽は、廣澤麻美(チェンバロ)、尾崎温子(オーボエ)、塩嶋達美(トラヴェルソ)のキャリア組に、期待の若手弦楽器奏者4人(須賀麻里江、迫間野百合、小林瑞葉、山本徹)。楽しみな顔ぶれなので、しっかり仕上げたいと思います。
仕事納めは、28日(土)13:00からの朝日カルチャー横浜校/エヴァンゲリスト講座です。カノン風変奏曲から入り、《ロ短調ミサ曲》後半部を取り上げる予定です。以上、よろしくお願いします。
22日(日)の「すざかバッハの会」(14:00~16:30、須坂駅前シルキーホール)は、12月恒例のコンサート。歴史ができてきた今年は、欲を出してみました。ミニマム編成のピリオド楽器アンサンブルで、バッハのカンタータと受難曲をやろうという試みです。
カンタータは、コラール・カンタータの名曲である第9番《救いが私たちにやってきた》を、全曲演奏します。《平均律》第2巻のホ長調プレチュードで導入し、ホ長調フーガで掉尾を飾ります。
後半は、《マタイ》《ヨハネ》両受難曲から、「ペトロの否認」「見よ、神殿の幕が避けて」両場面を比較します。《マタイ》からはアルトのアリア(第39曲)とコラール、バスのレチタティーヴォとアリア(第63、64曲)。《ヨハネ》からはテノールのアリア(第13曲)とコラール、テノールのレチタティーヴォ(第34曲)とソプラノのアリア(第35曲)が、聖書場面とともに演奏されます。
盛りだくさんのプログラムを、若い人たちが張り切って準備してくださっています。声楽は、くにたちiBACHコレギウムで学び、今後古楽を演奏していこうとしている人たちで組んだクワルテット(安田祥子、高橋幸恵、大野彰展、小藤洋平)。器楽は、廣澤麻美(チェンバロ)、尾崎温子(オーボエ)、塩嶋達美(トラヴェルソ)のキャリア組に、期待の若手弦楽器奏者4人(須賀麻里江、迫間野百合、小林瑞葉、山本徹)。楽しみな顔ぶれなので、しっかり仕上げたいと思います。
仕事納めは、28日(土)13:00からの朝日カルチャー横浜校/エヴァンゲリスト講座です。カノン風変奏曲から入り、《ロ短調ミサ曲》後半部を取り上げる予定です。以上、よろしくお願いします。
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