夏の終わり2009年08月21日 22時44分46秒

惜しまれつつ亡くなった若杉弘さんは、とても付き合いやすい、魅力のある方でした。その若杉さんから伺ったお話で印象深いのは、あるときから夏休みをしっかり取るようにした、ということです。

日本人は休みもろくに取らずに働きますが、向こうの人は、長期間のバカンスを、遠慮なく取る。音楽家も同じで、音楽をまったく離れ、リゾートなどに出かけて、心ゆくまで遊ぶのだそうです。そうすると、夏が終わる頃には意欲が再燃し、音楽をやりたくてたまらなくなる。自分もそれに気づいたので、どんなにおいしい話があっても仕事を入れないのだ、というお話でした。

この話をありありと思い出したのは、明日からスケジュールがぎっしり詰まっていて、夏休みが事実上、今日で終わったからです。え、リフレッシュして意欲再燃か、ですって?

今年は外に一歩も出ず、部屋で片付けをするばかりでしたので、夏を楽しんだという感じがしません。いわゆるブルーマンデーと、同じような状態になっております。なにしろ最初の仕事が合唱コンクールで、なかなか気骨が折れるものですから・・・。