修士号?2009年08月17日 22時52分52秒

新聞で面白い記事を読みました。ドイツの女性の提出した修士論文が話題になっている、という内容です。この女性は、トイレの落書き700件を収拾して分類・考察し、人間は「思い込みで自己主張する派」と「自分の意見はないのに他人の欠点をあげつらって攻撃する派」の2つに分かれる、という結論を導き出したというのです。結局人間はこの2種類しかないのかもしれない、というオチがついていました。

なかなか、辛口な発想ですね。でも人間、それほどひどくはないと思いますよ。小さな新聞記事でどこまで論評していいかわかりませんが、私が思うには、トイレに落書きするのは特別な人であり、その特別な人が、2つに分かれるというだけのことではないでしょうか。それにしても、これだけ丹念に読んで記録にさえしてくれれば、落書きした人は本望でしょうかね。

独創的な切り口とは言えるとしても、大学のトイレの落書きを700件集めただけで、修士号が取れるものでしょうか。どういう専攻かわかりませんが、ちょっとお手軽なように思えます。ちなみに著者は、キャンパス内の40のトイレを巡回して情報を集めたそうです。