スペースのための投資 ― 2009年08月06日 22時22分13秒
夏休みの重要課題のひとつが、部屋の整理です。今回は、物置の収納を減らし、書庫のような働きを与えることができないかと考えて、取りかかりました。当然、たくさんのものを処分しなくてはなりません。
2つの分野を処分することに決めました。ひとつは、音楽会のプログラム。バイロイト音楽祭やバイエルン歌劇場などの立派なプログラムがたくさんあり、開くとキャスト一覧などがはさんであって、なつかしさがこみ上げてきます。役に立ちそうな解説や論文も、たくさん入っている。でも、いらない!と決めました。年をとってからますますなつかしく思う可能性は脳裏をかすめましたが、これまで活用したわけではなし、これからも活用しないだろうと瀬踏みして、一掃を決意しました。
もうひとつは、レコードです。以前レコードを大処分したとき、思い切れずに残したものがそれなりの枚数、ありました。初期に繰り返し聴いたもの、古楽に目を開いてくれたもの、かつて膨大に書いた自分の解説が載っているもの・・。昔書いた原稿は手書きですから、パソコンには残っていません。
それでも今回、そのすべてを処分することにしました。自分を納得させた理由は、スペースという貴重なものをいわば購入するために、ある程度の投資は必要だ、というものです。過去をなつかしむより、いつまでも前向きに、音楽を聴いていきたいと思います。
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