人ごとですが ― 2009年08月31日 23時56分55秒
選挙、台風。大嵐が同時に来たような昨日今日でした。私が選挙好きなのは、悲喜こもごもの報道を通じて、人間の生の姿を見ることができるように思うからです。当選と落選、このぐらい明暗がはっきりしているものはなく、候補者が全身で、その違いをあらわしています。
私にとってはまったく人ごとの世界ですが、過去にクラシック音楽の領域から政界に挑戦した人が、いないわけではありません。しかし、生きるも死ぬも他人の投票次第、という世界って、どうなんでしょう。思えばわれわれの世界も、最終的には他人の評価だということなのかもしれませんが、基本的には、自分の勉強をコツコツ積み重ねるやり方が可能です。自分の名前を書いてもらうために「お願いします」「助けてください」と叫ぶ行動は、とても縁遠く感じられるのです。
よく考えてみると、選挙というのは、大学にもあるわけですよね。私はほとんど興味がありませんが、興味をもつと、深入りしてしまうものなのかもしれません。それにしても、過去には予見できなかったことがどんどん起こりますね。歴史の流れに、感慨を憶える選挙ではありました。5年後、10年後は、いったいどうなっているのでしょうか。
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