30分の快感2010年05月27日 23時48分49秒

今日、2年ぶりに胃カメラ。鼻からというのが増えているようですが、聖路加はまだ、口からでした。痛み止めの点滴を入れてもらいながらだと、楽ですし、終わった後の休養の気持ちがいい。聖路加でもっとも快適なシチュエーションが、この「胃カメラを抜いた後」の30分です。

点滴なしの胃カメラを少なくとも50回は経験した私としては、なるべくたくさんの方の胃にカメラを直接突っ込んでいただきたいと思っているのですが、最近は快適な方法が普及しているようで、残念です。「ウトウトしていたら終わったよ」などと言われると、本当は違うんだけどなあ、と、切歯扼腕です。

NHKに回り、6月最後の週の「バロックの森」後半3日分を収録。24日(木)はヨハネ祭の音楽の特集で、バッハのカンタータ第30番その他を取り上げました。これからしばらく、カンタータは、ガーディナーの新シリーズを使おうと思います。表現意欲が鮮明なのが、何より。

25日(金)は、前話で言及したパーセルの《ディドとエネアス》。3幕の初めだけ、省略しました。26日(土)はゲオルク・ベーム(リューネブルク)の、オルガン曲、チェンバロ曲、声楽曲の特集です。ベームの音楽って、親密で優雅さもあり、魅力的ですね。日本人の心に伝わるタイプのバロック音楽ではないかと感じます。

収録後職場に戻り、6月8日にサントリーホールで予定されているコンサートの練習に立ち会いました。またご紹介しますが、今指導しているドクターの学生が全員出演します。今日も多忙でしたが、体調は再び上昇機運になってきました。

コメント

_ chu-intermezzo ― 2010年05月28日 01時16分51秒

>なるべくたくさんの方の胃にカメラを直接突っ込んでいただきたいと思っているのですが、最近は快適な方法が普及しているようで、残念です。

・・・すみません、笑ってしまいました。こういう先生、好きです(笑)
しかし50回は壮絶ですね、私は喉に麻酔(液体)を溜めてからという方法で、一回だけでしたが、相当キツかったです。
産卵時の亀みたいに声も出せずボロボロ泣いていたのを思い出します。

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