佐治敬三賞2011 ― 2012年07月12日 23時48分10秒
本年度の佐治敬三賞贈賞式がアークヒルズクラブで行われました。この賞は、「チャレンジ精神に満ちた企画でかつ公演成果の水準の高い」コンサートに対して贈られるもので、応募制です。受賞したのは2つの公演で、1つは林千恵子さん(メゾ・ソプラノ)の『アペルギス&クロボカール』。前衛唱法で綴られた無伴奏作品によるコンサートの鮮烈な印象については、過日当欄でも熱くご報告しました。林さんも読んでくださっていたようです。
その場となった、門前仲町の「門仲天井ホール」(小さなビルの最上階にある)。ここに初めて行ったのは、友人の建築家、遠藤さんに面白いホールがあるから、と誘われ、ハーモニカのコンサートを聴きに行ったときでした。よくしたものでその後ご縁ができ、現代音楽の実験的なコンサートを聴きに、数回訪れました。そうした試みにふさわしい空間なのです。ところが、この9月でいったん閉じられるとか。もったいなく思います。
もう1つは、22世紀クラブ主催の「900円コンサート」の一環として行われた、「児玉桃ピアノ・ファンタジーvol.1」というコンサートでした。児玉さんはドビュッシーの《喜びの島》を記念演奏されましたが、幾層ものレイヤーが微妙なソノリティで弾き分けられ、陰影豊かな立体感が浮かび上がる卓抜な演奏。そんなこんなでとてもいい式+パーティとなり、ワインを飲み過ぎてしまいました(笑)。
その場となった、門前仲町の「門仲天井ホール」(小さなビルの最上階にある)。ここに初めて行ったのは、友人の建築家、遠藤さんに面白いホールがあるから、と誘われ、ハーモニカのコンサートを聴きに行ったときでした。よくしたものでその後ご縁ができ、現代音楽の実験的なコンサートを聴きに、数回訪れました。そうした試みにふさわしい空間なのです。ところが、この9月でいったん閉じられるとか。もったいなく思います。
もう1つは、22世紀クラブ主催の「900円コンサート」の一環として行われた、「児玉桃ピアノ・ファンタジーvol.1」というコンサートでした。児玉さんはドビュッシーの《喜びの島》を記念演奏されましたが、幾層ものレイヤーが微妙なソノリティで弾き分けられ、陰影豊かな立体感が浮かび上がる卓抜な演奏。そんなこんなでとてもいい式+パーティとなり、ワインを飲み過ぎてしまいました(笑)。
コメント
_ Chieko ― 2012年07月14日 19時31分39秒
_ I招聘教授 ― 2012年07月15日 01時13分58秒
林さん、嬉しい書き込み、ありがとうございます。ほかの誰にもできないことを、これからも追究してくださいね。
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
贈賞式には、わざわざ先生の方からごあいさついただき、ありがとうございまた。変なこと?しかしておりませんが、今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。