最終講義??のお知らせ2012年02月22日 23時22分06秒

最終講義はやらないんですか、というお尋ねを、よくいただきます。私の大学ではその習慣がなく、海老澤先生以後、どなたもなさっていません。

私もやらないつもりでいましたら、音楽学(旧楽理)の卒業生たちが、「卒業生の企画する最終講義」を学外でやろう、と申し出てくれました。ありがたいお話なのでお受けすることにしましたが、相談するうちに、学術的性格のものではなく、楽しいお祝いにしたい、ということになってきました。そこで、それなら得意の三択クイズをやりましょう、とご提案しました。

音楽学の卒業生はだいたい連絡が取れるそうですが、その他の方々には、連絡するすべがありません。しかし私の場合、演奏の分野に、親しかった人がかなりいるのです。それが残念ではあったのですが、きりのない話ですから、今回は音楽学限定で、と思っていました。

ところが今日推進役の卒業生から、次のような提案をもらいました。聞きつけて問い合わせてくる演奏系の卒業生がいる、案内しているうちにみんなで楽しみたい気持ちになってきた、しかし私は知らなかった、連絡してほしかったという話になると残念なので、先生のブログで案内してほしい、という提案です。もちろん、望むところです。

ここでの情報は「3月17日(土)に都内でパーティがある」ということにとどめますので、関心のおありの方は、次のアドレスにお問い合わせください。ちょうど今朝も、声楽の卒業生の方から私のところに問い合わせがありました。景品に私の本をたくさんもっていきますので、クイズを楽しみたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

i.kyoju2012@gmail.com

出演者変更2012年02月17日 00時35分35秒

18日の「たのくら」25周年記念パーティと、記念コンサートが迫って来ました。出演者の変更をお知らせします。種谷典子さんに代わり、大武彩子さんが出演されます。それに伴って、曲目が一部変更になります。やむを得ない事情ですのでご了承ください。大武さんのご協力に感謝します。

イベントの問い合わせをなさりたい方、私に私信を送りたい方、いらっしゃると思います。コメントをメールアドレス入りで書いてくださると、管理者である私はそれを見ることができますので、お返事を差し上げます。どうぞご利用ください。

2月のイベント2012年02月01日 09時26分57秒

今年は寒いですね。寒いのは平気、と公言している私でも、寒くていやだな、と思う日があります。2月は、どうでしょうか。

というわけで、今月のイベントご紹介です。3日(土)10:00からの朝日カルチャーセンター新宿校が最初。「クラシック音楽こだわり入門」のシリーズで、「現代音楽をどう聴くか」という話をします。私にとっては大冒険のテーマなのですが、サントリーの仕事をしてきたおかげで、最近、少しわかるような気がしているのです。どうなりますやら。

4日(日)から、すざかバッハの会の新シリーズ(14:00~16:30)が始まります。偶数月6回の年間企画で、《ロ短調ミサ曲》を取り上げます。総集編のつもりで、充実させたいと思っています。

12日(日)は松本のザ・ハーモニー・ホールで、《フーガの技法》の講演。12:30からと、17:00(←訂正済み)からの2回、1時間ずつ。なぜ2回やるのかというと、その後に、小林道夫先生率いる「松本バッハ祝祭アンサンブル」の公演があるからなのです。自筆譜に準拠し、桐山建志さんが編成に工夫を凝らした、面白そうなコンサートです。《フーガの技法》は解説がものをいう作品なので、フィナーレで「音による幾何学」の様相をプレゼンテーションしようかと思っています。

14日(火)は13:00から大学の小ホールで、門下生阿部雅子さんの博士後期課程《修了リサイタル》。お得意の《ポッペアの戴冠》の抜粋を、平尾雅子さん、金子浩さんらと共演されます。博士号のかかった審査の日なので、私も大いなる関心と期待をもって待ち受けています。どなたでもお聴きになれますので、応援してあげてください。16日(木)(←訂正済み)にはピアノの和田紘平君(きわめて優秀)の同リサイタル。こちらは私も審査員です。

18日(土)は、「楽しいクラシックの会」の25周年記念パーティが、立川グランドホテルで開かれます。アトラクションに演奏をというお話が発展して、セレモアの「武蔵野ホール」で午前中に小さな記念コンサートをしようということになりました。このホールにはスタインウェイ、ベーゼンドルファー、プレイエルといった種々のピアノに加えてクラヴィコードまでありますので、久元祐子さんに楽器の紹介を兼ねて演奏していただきます。私は入学試験を終えてから駆けつける予定でしたが、その科目の試験がなくなったため、10:00の開始からお付き合いします。須坂で好評だった小堀勇介君、種谷典子さんも出演されます。最後はもちろん《トゥナイト》です。

入学試験を経た25日(土)13:00からは朝日カルチャーセンター横浜校の「エヴァンゲリスト」講座。前回から持ち越したフランス組曲の鑑賞(すばらしい映像あり)と、バッハがライプツィヒに転任したいきさつについての講義です。

お別れ会もいくつか入っており、2月はすぐに過ぎ去ってしまいそうです。

今週の「古楽の楽しみ」2012年01月30日 12時22分10秒

ご案内しようと思っているうちに日が経ち、もう放送が始まってしまいました。今週の月曜日から、私の担当で、「バッハとその周辺」という特集をお送りしています。

月曜日と火曜日が、偽作の特集。今朝は、第142番(作曲者不詳)、第141番(テレマン作曲)、第15番(ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ作曲)の3つのカンタータを聴きました。第142番は学生の頃レーデルのレコード(《マニフィカト》とのカップリング)を聴き、いい曲だなあと思っていたのですが、偽作ということでその後まったく聴くことができず、ようやくCDを見つけて放送にもちこみました。素朴ながら、やはりとても美しい曲だと思いました。

第15番は、古いバッハの本では「最初のカンタータ」とされているものです。これもまったく聴く機会がありませんでしたが、今回調達。壮大な復活祭カンタータで、かなりの曲です。

31日(火)は、オルガンのプレリュードとフーガ(BWV571、576)を両枠に、第53番(ホフマン作曲?)とマニフィカト(ホフマン)、第217番(作曲者不詳)を並べました。鐘の音がじっさいに響く第53番がチャーミングですし、まず聴く機会のない第217番も、悪くないと思います。

2月1日(水)は、フリーデマン・バッハのハレ時代のカンタータ2曲を、オルガン・コラールをはさんで。思いの外立派な曲で、長男の頼りないイメージを見直します。抒情的なデュエットの美しさが、なかなか。研究上でも脚光を浴びている領域です。

2日(木)は、ちょうどマリアの浄めの祝日なので、バッハのカンタータ第82番を出し、シメオン老人の辞世のコラールに基づく作品をいくつか(ブクステフーデとクリスティアン・ヴォルフのカンタータ、バッハのオルガン曲など)を並べました。前後に抜きん出てしまったのは仕方がないですね。82番はメルテンスとクイケンのものを選びましたが、メルテンスが自分も1つの古楽器のようになり、楽器とコラボレーションをしながら歌っているさまには、たいへん感心しました。これぞ古楽です。

3日(金)は、バッハの弟子で片腕のような存在でもあったヨハン・ルートヴィヒ・クレープスのオルガン曲とトリオを特集しました。「偉大なる小川(バッハ)から採れたのは一匹の蟹(クレープス)だけだった」という、この人の才能を評価するジョークがあります。同じ曲は2回使わない、という趣旨でやっていますが、クレープスを使ったのは初めてです。

以上、よろしくお願いします。

1月のイベント2012年01月05日 22時24分46秒

『バッハとその時代』の原稿、なんとか仕上げました。最後だと思うせいでしょうか、自分としては、盛り上がるものがありました。でも、講演の準備が・・・ というわけで、今月のイベントをご紹介します。

6日は初仕事。全日本合唱指揮者連盟で、「バッハ研究家の指揮者論」という話をします。釈迦に説法という厳しい条件のもと、どんなことになりますやら・・(辛口になりそうな不安あり)。7日は2つの公開講座。午前中は朝日カルチャー新宿校で、持ちネタの1つ「テノール歌手さまざま」を披露します(10:00から)。午後は14:00から東京バロック・スコラーズ主催の《マタイ受難曲》講座第3回。第1部の音楽を中心に論じます。場所はスコラーズのホームページをご覧ください。

15日(日)はもちろんiBACHの《ロ短調ミサ曲》なのですが、14日(土)18:00から予定している公開ゲネプロがまだ案内されておらず、焦っています。土曜日、ご予定いただいて大丈夫です。

21日(土)は「楽しいクラシックの会」ですが、今回は14:30から。それは立教大学で辻荘一賞の授賞式があるためです。今回は私の敬愛する大角欣矢さんが受賞されましたので、お祝いにかけつけてから「たのくら」にまわります。コンサート後になりますが、《ロ短調ミサ曲》講座の最終回です。

28日(土)は、10:00から朝日新宿校でこだわり入門講座の補講。「音楽史の中の女性」というテーマです(汗)。すぐ横浜校に移動し、13:00から「エヴァンゲリスト」講座で、「妻の楽譜帳--フランス組曲など」という話をします。

あと、私が最後に担当した大学院オペラ専攻の人たちの修了演奏があります。19日(木)13:30からアリア、27日(金)10:00からアンサンブルとなっています。応援よろしく。みんな、がんばってね。

謹賀新年2012年01月01日 20時46分23秒

皆様、よい新年をお迎えのことと思います。今年もどうぞよろしくお願いします。新年の感慨や今年の抱負についてはもう少し先に書こうと思いますが、今日は、明日からさっそく始まる「古楽の楽しみ」年頭分について、ご案内させていただきます。

今週は、バッハの世俗カンタータを特集しました。2日(月)は、ケーテン時代の新年カンタータ《日々と年を作りなす時は》BWV134a(コープマン指揮)と、領主の誕生日祝賀カンタータ《いとも尊きレオポルト殿下よ》BWV173a(レオンハルト指揮)。3日(火)は結婚カンタータの特集で、《消えよ、悲しみの影》BWV202(ソロはナンシー・アージェンタ)と、例の《満ち足りたプライセの町よ》BWV216(リフキン指揮)。4日(水)は《狩のカンタータ》BWV208と、BWV207の抜粋(いずれもレオンハルト指揮)。5日(木)は《コーヒー・カンタータ》全曲(レオンハルト指揮)と《農民カンタータ》の抜粋(アーノンクール指揮)。6日(金)は、《フェーブスとパンの争い》BWV201(ヤーコプス指揮)です。新年にふさわしい快活な作品群ですので、早起きの方はお聴きください。

じつは月曜日の冒頭部分で、ミスを重ねました。《日々と年を》という曲名を最初だけ《日と年を》と言っていたことが判明し、NHKに行って、そこだけ録り直し。と思ったら《いとも尊き》をやはり最初だけ《いとも尊い》を言っていることがわかり、もう一度行って、そこだけ録り直し。冒頭のスピーチはヘンデルの《水上の音楽》に乗せてしゃべっているので、編集が利かないのです。声が、途中から違うと思います(笑)。「ツキの理論」からして、さっそくの厄落としと解釈しています。

月末には「伝バッハ」のカンタータ、フリーデマンのカンタータなど変化球を用意しています。これについては、あらためてご案内しましょう。皆様のよき1年をお祈りします。

今月の「古楽の楽しみ」2011年12月03日 23時24分45秒

朝6時、12月5日(月)から9日(金)までです。今度はメジャーな線で、バッハのライプツィヒ時代の鍵盤楽曲を特集しました。主として、出版作品。新しい演奏を、少しずつ入れています。

5日(火)は、《クラヴィーア練習曲集第1部》から、パルティータの第2番と第5番、そして、第1番から少し。演奏は第2番、第1番がスコット・ロス、第5番はフランソワ・ゲリエ(どちらもチェンバロ)です。ロスの第2番は躍動感があって、さすがです。

6日(火)は、パルティータからもう1曲、第3番を、バンジャマン・アラールで。次に《クラヴィーア練習曲集第2部》から、《イタリア協奏曲》を、パスカル・デュブレイユで。《フランス風序曲》は以前単独で取り上げましたので割愛し、ハ短調のファンタジーとフーガを2曲。斬新な作風で知られるBWV906(ミケーレ・バルキ)と、偽作説もあるBWV918(アンドレアス・シュタイアー)を入れました。すべてチェンバロです。

7日(水)は、《クラヴィーア練習曲集第3部》、すなわち壮大なオルガン曲集からの抜粋としました。演奏はマッテーオ・メッソーリで、これはすばらしいです。

8日(木)は、《平均律クラヴィーア曲集第2巻》から。まずリチャード・エガーのチェンバロで後半から4曲を聴き、これに、ロレンツォ・ギエルミがジルバーマンのフォルテピアノで演奏する3曲を加えました。ギエルミの演奏、じつに面白いです。

9日(金)は《クラヴィーア練習曲集第4部》、すなわち《ゴルトベルク変奏曲》なのですが、以前チェンバロとピアノのリレーという形で取り上げましたので、今回は変化球です。シュテファン・フッソングのアコーディオンで前半、フレットワークのガンバ合奏で後半。前回省略した変奏を優先的に選びました。各変奏の世界の多様さが、よくわかると思います。

どうぞよろしく。

12月のイベント2011年12月01日 15時06分43秒

公私に重要な仕事が続くうち、12月に入ってしまいました。恒例のイベント紹介です。

3日(土)は17:00から、日本ワーグナー協会地区例会。名古屋工業大学で、「ワーグナーにとっての救済」と題して講演します。『救済の音楽』を読んでリクエストしていただいた講演ですが、新しい視点として時間論をからめようと思い、準備中です。

10月ウィーン・フィル、11月ベルリン・フィルと重い対象の続いた新聞批評。今月は、マーク・パドモアの《冬の旅》です(4日、トッパンホール)。

11日(日)14:00からは、2ヶ月に1回の「すざかバッハの会」。2年間の最終回で、まとめの講義の後、コンサートを行います。出演は久元祐子さん(ピアノ)で、第1部がモーツァルトのニ短調の幻想曲とJ.C.バッハのニ長調ソナタ、モーツァルトの変ロ長調ソナタK.333。第2部は久元さんに伴奏していただく歌のコーナー。超新星の種谷典子さん(ソプラノ)、芸術性抜群の小堀勇介君(テノール)が出演します。曲はオール・モーツァルトで、歌曲の《すみれ》と《クローエに》、《ドン・ジョヴァンニ》からドンナ・アンナのアリアとドン・オッターヴィオのアリア、そして《コジ・ファン・トゥッテ》から、フィオルディリージとフェルランドの二重唱。アンコールには《トゥナイト》を台詞入りで予定しています。会場は須坂メセナホールですが、相当盛り上がりそうですので、ぜひ遠くからもお出かけ下さい。

「楽しいクラシックの会」(立川市錦町学習館)の例会は、17日(土)の10:00~12:00。《ロ短調ミサ曲》を続講中で、今月は「クレードが真髄!」です。

24日(土)が仕事納め。10:00から、朝日カルチャー新宿校の《ロ短調ミサ曲》講座最終回で、受容と演奏についてお話しします。13:00からは同横浜校の『魂のエヴァンゲリスト』講座。フリーデマン小曲集、インヴェンション、平均律第1巻あたりを扱います。

放送については別途。今月もよろしくお願いします。

11月の「古楽の楽しみ」2011年11月02日 15時13分23秒

7日(月)からが、今月の出番です。

7日は、バッハの死と永遠をめぐるカンタータ第60番《おお永遠、雷の言葉よ》の初演日(1723年)にあたりますので、この曲と、同じコラールを用いた第20番が中心です。演奏は、ガーディナー。冒頭に、《われら生[いのち]のさなかにありて》というコラールを杉山先生の名訳で紹介し、先生を偲びます。

8日以降は、ドイツ・バロックの、地味ながらしっかりした仕事をした音楽家を紹介しました。8日(火)は、ルードルシュタットの宮廷楽長エルレバッハのソナタとカンタータ、ツィッタウのカントル、ゲッセルのカンタータ。9日(水)は、17世紀ドレスデンのヴァイオリニスト、ヨハン・ヤーコプ・ワルターのヴァイオリン音楽を中心に。10日(木)はワイマールのオルガニストで『音楽辞典』の著者としても知られるヨハン・ゴットフリート・ヴァルターのオルガン曲。バッハの作品も一部入れました。

11日(金)は、17世紀のトーマス・カントル、クニュプファーの宗教コンチェルトと、ヴィッテンベルクの地域で活躍したヤコービのカンタータ、バッハの弟子でドレスデンのルター派礼拝を仕切ったホミリウスのカンタータです。

というわけで渋い今月ですが、私の一押しは、クニュプファーの宗教コンチェルト《何を食べようか》。有名なイエスの説教が、対話形式で、諄々と訴えてきます。ヴァルターのオルガン曲も聴き応えがあると思います。

11月のイベント2011年11月01日 09時35分56秒

私のブログに効用があるとすれば、それはダブルブッキングをチェックできることだ、というありがたいお言葉を、先日講演会主催の方々からいただきました。そこで今月のご案内。私、なにかやっているでしょうか。

いずみホールのリスト・シリーズが佳境に入ります。2日(水)は19:00から横山幸雄さんで、ロ短調のソナタ(とショパン)。私も参ります。20日(日)の19:00はアファナシエフ。晩年のピアノ曲が特集されます(注目!)。

3日(木)は13:00から方南会館を会場に、《マタイ受難曲》2回連続講演会のその1。杉並オラトリオ合唱団その他の主催ですが、公開されているようです。お近くの方はどうぞ。2回目は13日(日)の10:00からです(各2時間)。

5日(土)、6日(日)は、日本音楽学会の全国大会です。私は会長としての役割の他に、6日15:30~17:40に行われるセッションの司会をします。バッハの発表2本、テレマンの発表1本です(詳細は学会のホームページを御覧ください)。場所は東大教養学部(駒場)です。

そのセッションで19世紀におけるバッハ受容の研究発表をされた富田庸さんが、8日(火)には国立音大で、《ロ短調ミサ曲》のお話をしてくださいます(18:00より)。題して、「《ロ短調ミサ曲》とバッハ研究--作品の伝承と編集史から見る研究上の諸問題」。新しい版がいくつも出され、評価が錯綜していますので、富田さんのご意見を伺うのがとても楽しみです。どなたでもご来場いただけます(6号館110スタジオ)。

19日(土)は10:00から「楽しいクラシックの会」(立川市錦町学習館)で、《ロ短調ミサ曲》の第2回。〈グローリア〉が中心となります。14:00からはTBS主催の《マタイ受難曲》講座第2回ですが、講師は佐藤研先生で、新約聖書研究の立場から、イエスについて、マタイについて、受難についてご講義いただきます。場所は文京福祉センター(江戸川橋または護国寺から)です。

24(木)16:10は共同授業「バッハとその時代」の4度目の出番。「バッハと流行」というテーマを予定しています。26日(土)は朝日カルチャー連チャンの日。10:00からは新宿校で《ロ短調ミサ曲》の第4部(オザンナ以下)。13:00からは横浜校の『エヴァンゲリスト』継続講座で、テーマは「バッハの結婚、バッハの家族」です。

27日(日)は14:00から国立の一橋大学兼松講堂で、モンテヴェルディ《ポッペアの戴冠》上演。今回は私の仕切りではなく、私の役割は講演会と解説、字幕の提供です。渡邊順生さんの指揮のもと、より全曲に近く、より大編成で、より熟練した歌い手を交えた公演が行われます。今回は演出家が付きますので、かなり様変わりする可能性があります。国分寺公演をご覧になった方も、新しい気持ちで鑑賞できるのではないでしょうか。

29日(火)は国立音楽大学で、《ロ短調ミサ曲》の中間発表を行います。〈グローリア〉の冒頭・最終合唱曲と、〈二カイア信条〉の全曲をお聴きいただきます。場所はSPCのA、入場自由です。

以上、どうぞよろしく。