カープ応援します2012年07月09日 23時52分05秒

過日、今年は広島東洋カープの応援で行く、と宣言しました。その後ますますその気持ちが強まり、今やはっきり、カープ・ファンであることを自覚するに至りました。再度、宣言させていただきます。

私はCSを入れているので、どの試合も、見ることができます。でも最近は、カープの試合をもっぱら見て、巨人の試合はサブに確認する、という程度。カープ、本当にいいチームなんですよ。育ち盛りの若手が多く、はつらつとプレーしています。加えて、ファンが温かい。ブログ村を常時読みに行くようになりましたが、皆さん結果に一喜一憂しながらも、とても純朴な雰囲気で書いておられるのです。

たとえば、外国人選手に対して。最近のルイス投手とか、かつてのライトル外野手とか、カープは伝統的にいい外国人を取ってきて、彼らがチームを支えます。去年のバリントン、サファテ両投手の活躍は、すばらしいものでした。今年、この2人は結構打たれているのですが、それでもファンの方々はキレず、これだけの選手が広島に来てくれたことが嬉しい、なかなか援護できずにいるが、ぜひこれからも広島でがんばってほしい、という姿勢なのです。これって、どのチームにもあることではないような気がします。

広島愛を育てていたところへ、巨人ファンの友人からメール。さぞかし嵩にかかってくるのだろうと思ったら、そうではないのですね。その方は野球の応援に疲れ、努力の甲斐あってやっと抜け出すことができた、とおっしゃるのです。

文面によりますと、仮に6割勝って優勝したとしても、自分は4割の負けを我慢することができない。それは地獄の苦しみだ、というのです。そこで情報を遮断し、テレビはもちろん、コンビニでもキオスクでもスポーツ新聞の見出しを見ないようにするところまで努力して、気持ちの平静を得られたそうです。さらに、「今年は広島」という応援の仕方など信じられない、来年は「今年はDeNA」でもいいのか、とおっしゃいます。

じつはほぼ同じことを、別の方からも聞いたことがあるのです。その方は、テレビをつけていても、相手チームの攻撃は、恐ろしくて見ていられない、とか。それを一般化しますと、熱烈な巨人ファンの方は敗戦を許容できず、そのぐらいなら野球を離れる、ということなる。これって、他のチームのファンにはあり得ない特性ではないでしょうか。たとえば阪神ファンは、まったく違いますよね(笑)。

巨大戦力でこれほど好調な今年でさえそういう心境であるとは、巨人ファンも辛いものだと思いました。明日から、巨人・広島戦です。不肖私、「来年はDeNA」とは絶対なりません(きっぱり)。巨人出身の監督には、巨人戦でのみ、がんばっていただきたいと思います。

コメント

_ GG ― 2012年07月10日 10時06分23秒

「仮に6割勝って優勝したとしても、自分は4割の負けを我慢することができない。それは地獄の苦しみだ、というのです。そこで情報を遮断し、テレビはもちろん、コンビニでもキオスクでもスポーツ新聞の見出しを見ないようにするところまで努力して、気持ちの平静を得られたそうです。さらに、「今年は広島」という応援の仕方など信じられない、来年は「今年はDeNA」でもいいのか、とおっしゃいます。」

以上、私とまったく同じ感覚の方がいらっしゃるのに、正直、びっくりしました。巨人がすべての試合を圧勝すれば、世の中がおしなべて幸せになるのに、なぜそうならないのか。なぜ、巨人が負ける必要があるのか、どうしても理解できない、というのが、一番本心に近いところです。また、一度どこかのチームのファンになったら、一生涯、変わるということは考えられません。

_ 巨人以外に考えられない波女 ― 2012年07月10日 16時51分00秒

GGさんに同感です。
若いときには野球に関心がなかった私ですが、野球が好きになったのは嫁ぎ先の姑が、モーレツな巨人ファンだったからで、以後ウン十年、家風を守ってきました。
巨人が勝ってこその我が家の平和と安泰ですので、今年はこのまま行って欲しいと思います。因みに息子は、野球にほとんど関心がないのは何故だろうと不思議です。

_ I招聘教授 ― 2012年07月11日 00時38分46秒

そうですかそうですか。たいへん勉強になります(笑)。とくに波女さんのご反応に、不思議の感をもちます。普通はお姑さんがそこまで巨人ファンだと私のようになりそうですが、そうならないとは、人柄がおよろしいのですね(汗)。

_ I招聘教授 ― 2012年07月11日 00時40分15秒

優さん出番です。コメント、ぜひ。

_ 優@1&2&6&14&22&25 ― 2012年07月11日 00時45分52秒

阪神ファンの登場です(笑)。確かにこのところの連敗中、特にGに3タテされたときは、はらわたが煮えくり返っていましたが、しかしそれも数時間経つと冷静になり、敗戦の中にも一抹の光を見出そうとするのです。ファンにとってタイガースは生活そのもの、あるいは人生そのもの、さらには歴史そのものでもあるので、栄光もあればどん底時代もあるという意識ですね。そして弱い時こそわれわれが支えてあげなければ、という気持ちですね。もっともそうしたファン気質が選手を甘やかしているという意見もありますが。

_ taisei ― 2012年07月12日 23時50分16秒

阪神ファンになると「人生思い通りにはならないものだ。だからこそ、上手く行った時の喜びが大きい」ということが身についてきますぞ・・・。

_ ダヴィデヒデ ― 2012年07月28日 01時13分29秒

大分前の記事へのコメントで恐縮です・・・本日は広島様も中日様も阪神様もどの様なお心持で在られるのか・・・
巨人ファンも今や全く常勝球団の意識は無いので、序盤で諦めかけた私共も今の好調が信じられない思いです。先生の論議で行けば全球団5割でもおかしくないですよね・・・この先まだまだどんなドラマが待っているのやら・・・楽しみですよね! 優さん!

_ I招聘教授 ― 2012年07月30日 06時59分06秒

最近の強さは、歴史的という感じがしますね。好調だった広島も歯が立たないのは事実です。原監督の豊かな表情がさかんにアップされますが、目を背けるのがたいへんです。

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