感動した映画 ― 2013年01月19日 07時03分22秒
しばらく前、久しぶりに映画を見て感動したが、その映画の名前はまだ公開できない、と申し上げました。昨日の報道で、その映画が「第67回毎日映画コンクール」の大賞を受賞したことを確認しましたので申し上げます。周防正行監督の『終の信託』です。これから広く見られると思うと、嬉しいです。
安楽死の問題を深く掘り下げて、映画的な効果も随所に盛り込んで作られた映画ですが(主演は草刈民代さん、役所広司さん)、私が素人ながら述べたいのは一点、音楽の使い方のすばらしさです。とくに、プッチーニのアリア〈私のお父さん〉が独創的な解釈で、忘れられないエピソードとして使われていたのが印象的でした。映画への信頼性が、これでぐっと高くなりました。
安楽死の問題を深く掘り下げて、映画的な効果も随所に盛り込んで作られた映画ですが(主演は草刈民代さん、役所広司さん)、私が素人ながら述べたいのは一点、音楽の使い方のすばらしさです。とくに、プッチーニのアリア〈私のお父さん〉が独創的な解釈で、忘れられないエピソードとして使われていたのが印象的でした。映画への信頼性が、これでぐっと高くなりました。
コメント
_ ルビー ― 2013年01月20日 00時09分08秒
_ taisei ― 2013年01月20日 23時34分41秒
今日も怒涛の一日。朝8:30からスポーツジムWOODYのランニング講習会で10Kmあまり走った後、11:30ベルファボーレでイタリアンのランチの食事。12:00から散髪して13:000、すぐ帰って洗い物しつつ、米研いで水に浸けてる間に洗濯物干して掃除して(←こういう無駄のない動きが大好き!)、炊飯をセットしたら、15:00からの芸文センターオケの定期演奏会へ。佐渡裕指揮なので客席は満員。このオケ、えらくインターナショナルなメンバー構成になっててどこ国のオケかと思うくらい。フランスもののプログラムイベール・フォーレ・ルーセル。イベールのフルート協奏曲新村理々愛さんのソロが見事!アンコールはくまんばちの飛行と彼女のダンス!17:00過ぎに終演。そのまま、西宮ガーデンズの(先日のフィンランド~展で見つけた)ヘルシンキベーカリーで軽い食事。その後いつもの廣屋珈琲店で一休みして帰宅後子供らの夕食(湯豆腐のつもりがごった煮になってしまった・・・)をセットして、ようやく「教養としてのバッハ」を読み始める。ふう~。マラソンとコンサートを同日にするとこのようなことになります。
_ レーズンサンド ― 2013年01月27日 00時00分39秒
『終の信託』、あらすじを調べたらぜひ見たくなりました。近くでやってくれると良いんですが。
映画にクラシック音楽が使われることはよくありますが、なるほどと唸らされるときと、閉口するときがありますね。
個人的に感心したのは、スペイン映画の『海を飛ぶ夢』でした。海水浴事故で寝たきり生活になった男性が安楽死を希望するという重い内容でしたが、ワーグナー、ベートーベン、プッチーニなどが巧みに使われていて、人物の感情を代弁したり状況に深みを与えていました。
まいったな~と思ったのは、北アルプスがいっぱい出て来る数年前の日本映画です。監督はバッハが好きなんでしょうが、だからってフルオーケストラ編曲のオルガン曲を延々と意味もなく聞かされる辛さ(注:私、バッハは大好きなんですよ。このような形でなければ)。音楽の使い方には、それなりの理由が要ると思いますね。オリジナルにせよ既存の曲にせよ、なぜその場面にこの曲かという。きれいなシーンにきれいな曲を合わせればいいってもんじゃありません。
映画にクラシック音楽が使われることはよくありますが、なるほどと唸らされるときと、閉口するときがありますね。
個人的に感心したのは、スペイン映画の『海を飛ぶ夢』でした。海水浴事故で寝たきり生活になった男性が安楽死を希望するという重い内容でしたが、ワーグナー、ベートーベン、プッチーニなどが巧みに使われていて、人物の感情を代弁したり状況に深みを与えていました。
まいったな~と思ったのは、北アルプスがいっぱい出て来る数年前の日本映画です。監督はバッハが好きなんでしょうが、だからってフルオーケストラ編曲のオルガン曲を延々と意味もなく聞かされる辛さ(注:私、バッハは大好きなんですよ。このような形でなければ)。音楽の使い方には、それなりの理由が要ると思いますね。オリジナルにせよ既存の曲にせよ、なぜその場面にこの曲かという。きれいなシーンにきれいな曲を合わせればいいってもんじゃありません。
_ I招聘教授 ― 2013年01月28日 13時09分42秒
クラシック・ファンも脱帽してしまうような音楽の使い方は簡単にはできないことだと思いますが、実現した場合の効果は大きいですよね。周防監督、すごいと思います。
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今日はお仕事関係のバレエを観ました。ベジャール作品集でしたが、中でも《ドン・ジョヴァンニ》は、モーツァルトのオペラの主題を17歳のショパンが華麗に変奏したピアノファンタジーに振り付けられていて、愛らしくてユーモラスでありながら、踊りはさり気なくも超絶技巧の連続。モーツァルトとショパンのチームワークにも新鮮に注目してしまいました。
パニック気味ルビー