感動した映画2013年01月19日 07時03分22秒

しばらく前、久しぶりに映画を見て感動したが、その映画の名前はまだ公開できない、と申し上げました。昨日の報道で、その映画が「第67回毎日映画コンクール」の大賞を受賞したことを確認しましたので申し上げます。周防正行監督の『終の信託』です。これから広く見られると思うと、嬉しいです。

安楽死の問題を深く掘り下げて、映画的な効果も随所に盛り込んで作られた映画ですが(主演は草刈民代さん、役所広司さん)、私が素人ながら述べたいのは一点、音楽の使い方のすばらしさです。とくに、プッチーニのアリア〈私のお父さん〉が独創的な解釈で、忘れられないエピソードとして使われていたのが印象的でした。映画への信頼性が、これでぐっと高くなりました。