感激の大阪公演2009年06月18日 17時41分38秒

大阪公演、終わりました。残念なこともありますが(お客様が十分集められなくていずみホールにご迷惑をおかけしたこと、私の責任範囲である字幕が最後に乱れてお客様の感興を妨げたこと)、演奏の出来は、ホールの音響効果にも助けられて、一番良かったのではないかと思います。とくに後半。演奏家、とくに歌い手の方々に感動が支配しているのを見て、本当にそう思いました。

今日も、プラスアルファの情報をひとつ。一般の公演では児童合唱で歌われる冒頭合唱(および第1部最後の合唱)のコラールを、今回の公演では、ウルリーケ・ブレーガーさんが担当しています。この方が清楚なイメージで、絵のように美しい女性なのです。ドイツ人の概念をくつがえすという感じです(失礼)。

メインのソプラノにはクララ・ロットソークさんという大物が来日していますので(今日の〈愛の御心から〉はすごかった)、ウルリーケさんの役どころは、コラールのほか、女中、ピラトの妻、リコーダー。しかし二階席から響かせるコラールの効果はなかなかで、私のところに、「あの女性に片思いしてしまった人は私だけではないはずです」というメールをくださった方があるほどです。メールは、訳してウルリーケさんにお渡ししました(笑)。須坂の方、どうぞお見逃しのないように。

圧巻の歌唱だったクララさんが終演後泣いておられるのを見て、びっくり。ジェイソンさん(エヴァンゲリスト)の目にも、涙が光っていました。感激の、大阪公演でした。