アルンシュタットからのメール ― 2009年08月16日 22時24分24秒
《マタイ受難曲》公演ツアーからとうとう2ヶ月経ってしまいました。昨日ようやく、ケンブリッジ・コンツェントゥスの方々にお礼状を執筆。英語を書くのは時間がかかるので、ドイツ語で書き、ウルリーケさんに英訳してもらうことにしました。併せて、ブログのいくつかと、皆様からいただいた感想も独訳して送りました。
間もなくリフキン先生から返信が来ましたが、なんと、バッハが若き日を過ごしたアルンシュタットからで、これからバッハ・アンサンブルのコンサートをするとのこと。メールの最初の方を訳してみます。リフキン先生特有の修辞的表現をご理解いただくために、わざと直訳にします。
「貴兄のすてきなメールは、私をアルンシュタットで見いだしました。ここで私は今夜、バッハ・アンサンブルとコンサートをするのです。完璧な音響をもつすばらしい古教会で行われる、まったく特別なコンサートです。この教会は、長いこと放置されたままでしたが、最近行政の手で修復されました。ですから貴兄のメールは、私の現在の音楽生活の中心であるドイツと日本を、この上なくすてきな形で結びつけたことになります。」
このあと、皆様の感想を感動して読んだこと、心が伝えられたのであれば音楽家としてこれ以上の喜びはないこと、などが綴られていました。 ありがたい感想をくださった方々に、あらためて御礼申し上げます。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。