披露されたラグタイム2009年06月19日 23時34分49秒

今日、メンバーはバスで須坂へ移動。私は新幹線でいったん家まで戻り、すぐに出直して須坂に入りました。夜、リフキン先生の「病院コンサート」が、須坂で開かれたからです。もちろん、地域貢献のチャリティ。病院のエントランスは、患者さんや職員で満員の盛況でした。

ジョシュア・リフキンの名は、初め、ラグタイムのベストセラーLPによって世に広まりました。今回はスコット・ジョプリンのラグタイムを9曲並べたコンサート。リフキン先生がジョプリンを弾くのは、おそらく日本では初めてでしょう。くつろいだ雰囲気のコンサートでしたが、ジョプリンの作風の変遷や曲ごとに籠める思いがわかったこと、先生の温かく繊細な演奏がバッハ解釈にそのまま通じることを知ったことは、うれしい収穫でした。入院中の女児から花束を贈られて、先生も感動のご様子でした。

終了後、長野のイタリアンで会食。さあいよいよ、最後の公演です。

コメント

_ 「バッハの宇宙」復活を信ずる者 ― 2009年06月20日 12時44分13秒

杜のホールはしもとでの公演(日曜、火曜)を聴かせて頂いた者です。
i教授のこの記事を読んでいて、あわてて押入れの奥から大昔に買ったCD「Scott Joplin Piano Rags」を引っぱりだしてきて聴いてます。映画「STING」でスコット・ジョプリンの名前を知って買ったCDでしたが、すみません、ジョシュア・リフキン氏演奏というのを完全に見落としてました。
でも、バッハとラグタイムってどういう関係なのでしょう(ジャズとバッハに親和性があるというのはよく言われるところですが)。リフキン氏ってなんだか不思議な方です。
「マタイ」の方は、とても素晴らしかったです。日曜日は前の端の方だったので、字幕がよく見えなかったのと(ドイツ語勉強しないとダメですね)、2グループに分けた効果がよく分からなかったのですが、火曜日は後方真ん中の席で、たぶん今回のマタイ公演に関しては最上の位置で聞けたと思ってます。不思議な「臨場感」が醸し出されて受難の物語にすっかり引き込まれてしまいました。
長野公演(聴きに行きたい!)の成功、確信しております。

追伸:リフキン氏のバッハ演奏のCD、手に入りません。i教授がセミナーで紹介されていたミサ曲ロ短調も。ザンネンムネンです。

_ Papalin ― 2009年06月21日 07時17分30秒

須坂での最終公演をリフキン先生の真後ろ(最前列中央)で聴かせて戴きました。バッハ自身がマタイ受難曲をどういう音として耳にしていたのか、それにもっとも近いであろう体験をさせていただくことができました。i教授のご苦労の賜と察します。

私は各パート一人の合唱が殊更好きな信州人のディレッタントなのですが、ロ短調ミサにたった一人で挑戦しております。また続きを演奏したく思いました。いつかはマタイも、ライフワークにと思っております。

i教授に感謝をお伝えしたく、書かせて戴きました。

http://papalin.yas.mu/W506/
http://grappa60.at.webry.info/200704/article_23.html

_ fylgia ― 2009年06月23日 23時06分07秒

リフキン氏のラグタイム聴きたかったです。CDは持っています。ところでいすみホールのI教授のプレトークでリフキン氏が阪神ファンと言っておられましがほんとうですか?
話は飛びますが、6月初旬新国立劇場に行く予定がありその前日に杜のホール橋本に出かけて、シュタットフェルトのゴールドベルク変奏曲を聴きました。プログラムノートはI教授が書いておられました!シュタットフェルトの演奏は素晴らしかったです。

_ I教授 ― 2009年06月24日 00時00分44秒

本当です。ボストンにお住まいですので本国ではレッドソックスのファン。つまりアンチ・ヤンキースで、日本では阪神ファンなのです。前回の来日時には、甲子園にも行かれましたよ。

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