気の交流2009年10月02日 22時50分52秒

楽しいクラシックの会コンサート「久元祐子の世界」、大成功のうちに終わりました。会の方々、出演者の方々、ありがとうございました。立川アミュー(小ホール)に満員のお客様に来ていただいたのはうれしかったのですが、入れずにお帰りいただいた方もあったようで、申し訳なく思います。

衆目の一致するところ、白眉はモーツァルト《ケーゲルシュタット》でしたね。これについては、久元さんのくださったメールに的確な言葉があるので、引用させていただきます。「自由闊達で魅力的な武田忠善先生のクラリネット、ひたむきでこまやかな坂口弦太郎さんのヴィオラ。まったく違う個性が出会い、音楽が生まれていく中でスリリングな快感と気の交流がありました。」本当にその通りで、音楽の中心に、久元さんの潤いに富む、温かいピアノがありました。

最後のトークで、「今日は久元さんの世界を室内楽も含めてご紹介したが、その世界の中心は久元さんではなく音楽である」という言葉が自然に出ました。心からの賛辞です。皆さん、ありがとう。