愛犬お手柄2009年05月11日 23時18分22秒

うちの犬(オス、1歳)は、私が階段を上がっていくとドアのそばに来て、鼻から甘えた声を出しています。開けると飛びついてきますが、必ず、ボールをくわえている。はい、2)が正解です。

なぜかというと、ボールを放ってもらったり、取り合いをしたりして、遊ぼうとしているのです。私は着替えから始めますから、帰る早々ボール投げなどしていられないのですが、犬には、人間の都合はわかりません。

それにしても、今度の犬ほど、人間と遊ぼうとする犬も初めて。さかんに遊びをせがみ、飽きることがありません。意欲があるので、いろいろなものをくわえてきては、噛んだり、裂いたりして遊ぶ。人間にとっては破壊ですが、犬にとっては、創造的な作業なのだと思います。

ですから、犬が噛んで遊ぶ可能性のあるものは、靴を含め、高いところに待避しています。ところが、うっかり、英語用のIDレコーダーのイヤホーンを下に置いたままにしていたのです。そしたら、見事に囓られて、こわれてしまいました。

仕方がないので、ビックカメラへ、すると、さまざまなイヤホーンが売られていて、附属のものである必要は、まったくないことがわかりました。耳にやさしいものがいいと思い、多少高価なものを購入したところ、これが音といい、耳へのフィットといい、格段にすばらしい。耳から落ちるのを、気にしないで済むようになりました。これってお前のお手柄じゃん、と言って、犬をなでております。

ジンクス続く2009年05月10日 21時04分04秒

帰宅して階段を上がっていくと、扉の向こうに、犬が来ます。うちの犬(陸)は、いつもどういう状態で私を迎えるでしょうか。三択クイズです。

1)お座りをして、しっぽを振っている。 2)ボールをくわえている。 3)廊下を走り回っている。

回答は、明日。

今日は久しぶりに、早稲田大学の正門に立ちました。むか~し受験したころに比べると、周囲がものすごく発展しましたね。でも風格のある、いい一角です。私は子供のころから、スポーツなど、早稲田のファンでした。

行ってみると、受講生の数が14人。第78番のテノール・レチタティーヴォでバッハのカンタータの開眼した昔話をし、そのCDをかけたら、トラックの数が14。ノートパソコンを開くと、途中終了していたウィンドウズが再開されるまでの時間として表示されたのが、14秒・・・まだジンクスが続いていますね。こうなったら、徹底してこだわってみましょうか。14人定員の飲み会とか、いかがでしょう。

驚くべき偶然2009年05月07日 14時21分33秒

私の「ツキの理論」が相当認知されてきているものですから、いろいろな事柄に、説明が必要になってきました。

まず、1988年が重要な年であった、という一件について。これは、年によるツキの変動を示す事態なので、私の理論に逆行するように見えます。しかし私は1986年の後半から87年の初めにかけて大病を患いましたので、そこで貯めたいいツキを使ったと見ることができます。

ニュースを見ていて、何よりも絶対に許せないと思うのは、親が子供を虐待して死なせるという事件です。正視に耐えません。死んだ不幸な子供には天国で幸せになってもらいたいと思いますが、この理論を追求すると自分は地獄ということになりかねませんので、むずかしいところです。

コルボのコンサートで、「14列の41番」というバッハ&バッハの席に座り、きっと梶本さんの心遣いだろう、と思って感謝した次第を書きました。今日担当の方からメールをいただいてわかったのですが、なんと、「奇跡的な偶然」だそうです。これって相当ツキを使っていますよね。喜んでいいものかどうか、心配です。

21年という単位2009年05月06日 22時41分52秒

2桁目が1桁目の2倍という単位のこと、なんとなく思いついて書きましたが、なかなか味わいのあることのように思えてきました。この単位は、人生に何回めぐってくるでしょうか。

10代にはありません。最初が21歳です。それから、42歳、63歳、84歳と続きます。しかし次は、121歳になってしまいます。ですから、3回か4回、人生にこの単位はめぐってくるわけです。何か、名前をつけてもいいかも。

この単位のときに何をしていたか、思い起こしてみました。21歳のときははるかかなたで、記憶もおぼろげですが、2年生の2回目(留年)で、まだ駒場にいたはずです。杉山先生のゼミにも慣れ、いい勉強をさせていただいていた頃だと思います。お酒を飲んだのは3年生、22歳のときでしたから、まだお酒の味を知りませんでした。

42歳の年、すなわち1988年は、私にとってもっとも重要な年のひとつだったことに気づき、感慨を覚えています。この年に、85年に出版した『バッハ/魂のエヴァンゲリスト』への評価から、立教大学の辻荘一賞をいただきました(第1回)。それがきっかけで、毎日新聞に、音楽批評を書くことになりました。NHKで全12回の市民大学講座「バロック音楽」を放送したのもこの年です。それを機に大阪からお声がかかり、いずみホールの企画を準備し始めました。転機となる年だったと思います。

21年のめぐりにジンクスがあるとすると、今年も、後から思い出されるような年になるかも知れません。どうでしょうね。

さみだれよりユニゾン2009年05月01日 21時06分14秒

たいへんな腹痛を起こしてしまいました。年末のクリスマス・ケーキの残りを冷蔵庫から発見し、誕生日祝いに食べたのですが、とんでもなく固かったがなんとか食べられた、と思って休んでから一晩、大腹痛です。今日は大学を休んで病院に行き、点滴をしてもらいました。

なんてわけ、ないでしょ!!!でも指摘されてもすぐには気がつかないほど、クリスマス・ケーキで当然、という気がしていました(前項参照)。円形のケーキは、なんて言うんでしたっけ。

それもあり、昨日のブログは、受けたようです。どうやら「メールたった2名」というあたりが受けているようで、しゃくにさわりますから、話を昨日に戻します。

これまでの誕生日の場合、日付が変わる段階でさみだれ式に、メールが入ったものでした。ところが今回は、待てど暮らせど、といういい方だけは絶対にしたくないですが、メールが届きません。午後になり、ようやく「礒山雅様、お誕生日おめでとうございます!!」というメールが到着。出した人をほめてあげようと思ってアドレスを見ると、ANAなんですね。なんだ、会員向けの自動発送か。

夜になり、Yさん、Kさんからほぼ同時にメール。まあこんなものか、と見切りを付けて、ブログを書きました。そしたら、入れ違いにOさんから到着。まもなくHさん、Mさんから入り、「0時までにさらに3通」というコメントになったわけです。そのうちブログを読む人がいたようで、今日になってからさみだれ式に、お祝いメール。ありがとうございます、でもいいんですよ、もう5月だから。

今日の授業では、声楽の学生さんたちが揃って、「お誕生日おめでとうございます!!」と言ってくれました。さみだれより、ユニゾンをよしとします。

21年に1度の今日2009年04月30日 22時42分08秒

今日は私の誕生日でした。お祝いメールを下さった方々、ありがとうございます(全部でお2人です・・)。

1桁目が2桁目の半分、という年齢は、21年に1度しか訪れません。たぶん、もう来ないと思います。そこで、今日という1日を、日記として記録してみました。

木曜日は授業のない日のため、ゆっくりと起床。午前中は、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団の批評を執筆。午後はリフキン氏宛その他、十数通のメールを書き、余った時間で、ヘンデルのオラトリオ《セメレ》(クリスティ指揮)のDVDを視聴(視視ですか?)しました。夕方から大学の会議に出かけ、揚州商人のラーメンを食べて帰宅。いま家族と、クリスマス・ケーキを食べたところです。子供たちのお祝いは、現金入りでした(笑)。

というわけで、ごく平穏な1日。おかげさまで、元気に誕生日を過ごせました。次の誕生日も、かくありたいと思います。学生さんたちを初め、多くの方とよい関係で仕事ができることを嬉しく思います。

TA感謝2009年04月24日 22時19分35秒

後ろ向きのコメントを続けてしまいましたが、今日は授業と指導をハイテンションでこなし、充実感一杯です。人間、やはり向き不向きがありますね。

昨年の《フィガロの結婚》の授業ではTA(ティーチング・アシスタント、授業補助してくれる大学院生)の3人にたいへん助けてもらいましたが、今年度も、午前中の「(ドイツ)歌曲作品研究」に3人、午後の西洋音楽研究(音楽学専攻の演習)に2人のTAが入ってくれることになりました。授業がこれで、本当に盛り上がるのです。たとえば、戸澤史子さん(博)、浅田直樹君(修)という2人の弟子が参加してくれたことで、専攻のディスカッションがとても充実しました。私と学生(1、2年)の距離を埋めてくれるからだと思います。

歌曲のTAは声楽専攻ですから、模範演奏をしてくれます。しかもみな「くにたちiBACHコレギウム」のメンバーなので、実質初日の今日は、準備中の《マタイ受難曲》から、3つのアリアを披露してもらうことができました。みな意気込みをもって準備してくれているので楽しみです。

TAのひとり、高橋幸恵さん(メゾソプラノ)のバッハは今日初めて聴きましたが、すばらしさに感嘆しました。音感、リズム感が卓越していてセンスがよく、細かいところまで配慮が行き届いていて、品格があるのです。将来、いいバッハを歌ってくれると思うので、皆様、応援よろしく。

こだわり2009年04月22日 22時42分08秒

来週行われる新歓コンパのために、自己紹介のためのQ&Aがまわってきました。その中に、「あなたのこだわりは?」という項目があります。私は小考の末、「効率」と書きました。

効率は、私が若い頃からずっと追求してきたテーマです。本を出したり、研究を発表したりするとよく「いつなさるのですか」と尋ねられますが、その背後にはつねに、効率向上への工夫があるわけです。もちろん、スローライフの提唱にも意義を理解しますし、効率を問えない仕事(看護、介護のような)に真摯に取り組んでおられる方には頭が下がる思いをしていますが、自分自身については、効率を重視して歩んできました。

でもそれも限界に近づいたと、実感します。年齢と共にがんばりが利かなくなってきたことがひとつ。もう一つは、「何かに立ち会う」という機会が立場上たいへん増え、効率観念を取り下げなくては対応できなくなってきたことです。後者の典型として、会議があります。

会議が多すぎるのか、本当はもっとしなければならないのか。どちらにも根拠がありそうです。しかし自分の会議嫌いだけは、いかんともしがたい。興味のあることについて自分の意見を言うのはいとわないのですが、血液型のせいか興味のある範囲が大いに偏っているので、本当はこういうことも大切だ、しかし自分には興味がもてない、となることが多いのです。そのたびに自分が無責任な人間であるように思えてきて、沈んでしまいます。

どの組織でも、報告し了解を得ることは、大切な作業ですよね。会議の多くが報告を受けて承認したり了解したりする、という流れになるのは、当然でもありましょう。時間を惜しまずに協力している方々がたくさんおられますので、それを見るにつけ、自分に対して情けない気持ちになります。

空白期間2009年04月21日 22時47分19秒

4日間、更新を休みました。心配してくださった方々がおられるようで、申し訳ありません。たしかにあまり調子はよくなかったのですが、《マタイ受難曲》のプレレクチャーをこなすなど、仕事はたくさんしていました。少しずつ、また更新したいと思います。

これだけ間が空くと、さぞかし順位が下がっただろうと思いますよね。ところが、アクセスしてみるとなんと、いままでで最高の順位ではありませんか。そこで更新したら、今度はいくつか下がりました。ここから見ると、やはり厳密な数値が出ているわけではなく、一喜一憂には値しないようです。しばらく続けていた観察への、これを結論としたいと思います。

立川駅の構内に、焼きそばの専門店が出現しました。もう日にちはかなり経ちましたが、その間、どんな時間帯に見ても、行列が出来ている。これだけ成功するお店も、珍しいんじゃないでしょうか。

ちょうど行列の短いタイミングを見つけて、入ってみました。まあ手軽で悪くないかな、という印象です。メニューは「ぶっかけオムそば」など、太麺が力強く盛られたものが中心。並ばなくて済めば、もっといいのですけれど。

イチゴ狩り2009年03月29日 21時03分55秒

更新とアクセス数の関係に関するご意見、ありがとうございます。補足しますと、私の方で確認できるのは順位なので、絶対数がどうなっているかはわかりません。

昨日更新してから、カントの「無関心性」などという言葉を思い起こしつつ、淡々と順位を確認しました。そしたら、ドーンと下降したのですね、これが(笑)。具体的には、23位から32位に後退しました。じつはちょうと1週間前にも、同じような週末下降を経験しています。

となりますと、週末にブログの更新がたくさん行われ、有力ブログにアクセスが集中する、という現象があるのかもしれない、という想像が成り立ちます。あるいは、私のブログに来てくださる方は大半が平日アクセスで、相対的にそうなるのでしょうか。ホームページをやっていたときにも週末は少なかったですから、後者の可能性もないわけではありません。

さて、本題。「楽しいクラシックの会」恒例のバス旅行で茨城県まで行き、イチゴ狩りをしました。私はこの手の果物イベントというのは今までまったく経験したことがなく、正直、なんの関心ももてませんでした。ですから渋々と言っては失礼ですが、お付き合いの一念でビニールハウスに繰り込みました。

細いあぜ道の両側になっているイチゴからよく熟したものを探し、折り取って食べる。これが案外、面白いのですね。コツを教えてもらって選別しますから、みな良い味なのですが、時折り、これも同じイチゴか、と驚くほどおいしいのがある。なったまま完熟しているのと、早めに収穫して出荷されたものとはまったく違うということですね。こうした価値観が生まれましたので、探しては食べることがじつに楽しいひとときでした。合計32個(笑)。経験しないまま死んで行かなくて、よかったです。