新著目次2009年10月15日 14時59分20秒

新著『「救済」の音楽』(音楽之友社)の目次です。

第1章 J.S.バッハの音楽  結婚カンタータ《満たされたプライセの町よ》BWV216が甦るまで  J.S.バッハの作品概念  オルガニスト、バッハ  創造性と教育--バッハのクラヴィーア音楽  バッハの視覚・視覚のバッハ  生きなさい、死になさい、ここに憩いなさい--バッハにおける目覚めの考察  マニフィカト、バッハ、ルター--「マリアのほめ歌」の解釈をめぐって

第2章 古典派の音楽  モーツァルトの〈クレド〉書法  モーツァルトとバロック・ポリフォニー  ベートーヴェンにおけるダイナミックなソナタ形式の発明  ベートーヴェンからの乾杯--《第九》の通念を問い直す

第3章 ワーグナーとロマン派の音楽  ワーグナーにおける救済概念の深化  陰画としての《神々のたそがれ》--ワーグナー解釈の1つの試み  《パルジファル》における聖の二重構造  愛-信仰-希望?--ライトモチーフにたどる「救済」の音楽表現  《パルジファル》演奏史--13のCDを比較する  すべての聴衆に開かれた福音--《ドイツ・レクイエム》の成立まで  グスタフ・マーラーの現代性--悲劇的世界をひたす愛の力

すてきなデザインは、菊地信義さんがやってくださいました。発行は10月31日ですが、来週あたりから本屋に並ぶそうです。よろしくお願いします。

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